賃貸の壁に穴が!修理にかかる費用は?自分で修理する方法も紹介

「賃貸なのに、壁に穴をあけてしまった…修理はどうしたらいいのだろう?」このように悩んでいませんか?

生活していると、どんなに気を付けていても壁に穴や傷がついてしまうものです。

そこで今回は、賃貸の壁に穴をあけてしまったときの対処法から、修繕費用の目安、自分で補修する方法まで紹介します。

ぜひ、最後まで読んで、うっかり空けてしまった壁の修理方法や費用の参考にしてくださいね。

以下の記事では、賃貸退去時に掃除すべきポイントや原状回復のルール・費用についてまとめています。

こちらも筆者の経験をもとに紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

目次

賃貸の壁に穴を開けてしまった時の対処法

「賃貸物件でうっかり壁に穴を開けてしまった」ってことありますよね。家具の移動中にぶつけたり、フックを取り付けた際に穴ができたりと、原因はさまざまです。

そんなとき、どう対処すればよいのか、穴のサイズ別に解説します。

【サイズ別】賃貸の壁に穴を開けてしまった時の対処法
  • 小さい穴(画鋲や釘穴など)の場合
  • 中程度の穴(1cm~5cm程度)の場合
  • 大きな穴(5cm以上)の場合

1.小さい穴(画鋲や釘穴など)の場合

画鋲や小さな釘でできた穴は、放置しても目立たない場合があり、次の入居者が気にしない程度であれば修復しなくてもよいケースも多いです。

しかし、壁紙が白く目立つ場合や、数が多いと問題視されることもあります。パテや補修シートを使えば、簡単に穴を目立たなくできるので、可能であれば簡単な修復を行いましょう。

2.中程度の穴(1cm~5cm程度)の場合

中程度の穴は、例えば、フックを取り付けた跡や、少し大きな家具が当たってできた穴などが該当します。このサイズになると目立ちやすく、退去時に指摘される可能性が高いです。

中程度の穴も自分で修復が可能ですが、DIYが苦手な場合や修復が不安な場合はプロに任せましょう。

3.大きな穴(5cm以上)の場合

転倒した家具がぶつかるなどして、壁がへこんだり、大きく割れてしまったりするケースもあります。

このような大きな穴が空いた場合、自力での修復が難しい場合が多く、専門業者に依頼するのがおすすめです。

小さい穴は修理しなくても良い?原状回復のルール

賃貸物件では、退去時に部屋を「原状回復」する義務があります。

この原状回復の基準は、賃貸契約書や国土交通省が定めた「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」によって定められていて、原状回復にかかる費用の負担は以下のように「借主の故意や過失」によるものか「通常の使用範囲内」かによって異なります。

汚れ・損傷の種類負担する人
通常使用によるもの貸主(大家)が負担
過失や故意によるもの借主が負担

例えば、「家具をぶつけて壁に穴が開いた」といった場合には、借りた人が修繕費用を負担する必要があります。

一方で、画鋲の穴は「日常生活で避けられない範囲の損耗(=通常使用)」と判断され、借主側では修理費を負担する必要がない場合もあります。

ただし、たとえ小さな穴でも、以下のような例外があるので注意が必要です。

  • 大量の穴がある場合
  • 壁紙の色や質感に大きな差が出た場合
  • 入居時に禁止されていた行為を行った場合

具体的な判断は管理会社や大家さんの裁量による部分もありますが、不安な場合は事前に相談しておくと安心です。

壁の修理費用はどのくらいかかる?相場は?

賃貸の壁に穴を開けてしまった場合、修理費用がどのくらいかかるのか気になりますよね。修理費用は、穴の大きさや修理方法によって以下のように変わります。

穴のサイズ修繕費用の目安
小さい穴(画鋲や釘穴など)DIY:補修キットが1,000円~3,000円程度
業者依頼:3,000円~5,000円程度
中程度の穴(1cm~5cm程度)業者依頼:10,000円~30,000円程度(範囲により変動)
大きな穴(5cm以上)業者依頼:50,000円以上(壁の材質や修復範囲でさらに高額になる場合あり)

まずは穴の大きさや深さを確認して自分で修復可能か業者に依頼するべきか判断しましょう。また、業者に頼んで修復する際は、大家さんや管理会社に相談してから行いましょう。

自分で壁を修復するか業者に依頼すべきかの見分け方

賃貸物件で壁に穴を開けてしまったとき、自分で修復できるのか、それとも業者に依頼すべきなのか迷う方も多いですよね。修復の難易度は、穴の大きさや深さによって異なります。

画鋲や釘穴などの小さな穴であれば、業者に依頼しなくても自分で補修キットを使って修復可能です。補修キットの価格は1,000円~3,000円程度と手頃なので、DIYが得意な方にはおすすめです。

中程度の穴になると、パテだけでなく補強材が必要になる場合があります。この場合もDIY可能ですが、少し手間がかかるため、DIYが苦手な場合は修理業者に相談するのも選択肢の一つです。

大きな穴や壁の深い損傷は、専門業者に依頼することをおすすめします。自分で修復しようとすると、強度が不足したり、仕上がりに問題が出たりする可能性があります。

業者に依頼すれば、壁全体の補修や壁紙の張り替えまできれいに対応してもらえますよ。

初心者でも簡単!小さい穴の修復方法!

画鋲や小さな釘でできた穴は、道具さえ揃えれば初心者でも短時間で修復できます。ここでは、具体的な修復方法とおすすめの道具をご紹介します。

修復に必要な道具

  • 壁用パテ(市販のもの)
  • ヘラ(パテを塗り広げるためのもの)
  • サンドペーパー(仕上げ用)
  • 壁紙補修シート(必要に応じて使用)

これらの道具はホームセンターやオンラインショップで手軽に購入可能です。筆者が実際に壁の修理で使用したおすすめの道具も紹介します。

はじめて修復に挑戦する場合や、何を用意すればよいかよく分からない場合は、必要な道具が揃ったキットを購入するのもおすすめですよ。

修復手順

実際に修復する際は、以下の5ステップで行いましょう。

STEP
穴の周りを清掃する

穴の周囲に汚れやホコリがあると、パテがうまく接着しません。柔らかい布で軽く拭き取っておきましょう。

STEP
パテを塗る

パテをヘラに取り、穴に押し込むように塗ります。小さな穴なら、少量のパテで十分埋まります。

STEP
表面を平らに整える

パテが乾燥する前に、ヘラで表面を均一にならします。この段階で仕上がりの美しさが決まるので、ていねいに行いましょう。

STEP
乾燥させる

パテが完全に乾くまで待ちます(目安は1~2時間)。乾燥が不十分だと表面が剥がれる原因になるので注意してください。

STEP
仕上げを行う

乾燥後、サンドペーパーで軽く磨いて表面を滑らかにします。目立つ場合は、壁紙補修シートを貼って仕上げるとさらにきれいに見えます。

まとめ:壁に空いた穴の程度にあわせて冷静に対処しよう!

今回は、賃貸の壁に穴をあけてしまったときの対処法から、修繕費用の目安、自分で補修する方法まで紹介しました。

小さな穴であれば、自分で修理も可能です。ただし、手に負えない場合や穴が大きい場合は無理せず、専門の業者に依頼しましょう。

ぜひ、今回の記事を参考に、賃貸の壁にうっかり穴を空けてしまっても冷静に対処してくださいね。

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