「小上がりってどんなものだろう?」「ワンルームに小上がりって作れるの?」と疑問に思っているあなた。
小上がりは床から1段高いスペースのことで、限られた空間を有効に使えたり、お部屋をおしゃれにしたりできる魅力があります。
そこで今回は、小上がりの魅力とデメリット、ワンルームで小上がりを作る方法とベッドの選び方を紹介します。
ぜひ最後まで読んで、小上がりスペースを設けておしゃれで便利なお部屋作りに役立ててくださいね。

監修者 井上 理輝
- ✓ 香川県の工芸高校インテリア科卒業、県内の木工所で職人に
- ✓ 2015年『井上製作所』創業、2020年『井上製作所株式会社』法人化
- ✓ ショールーム兼飲食店『兵庫町のおばんざいや Yooke Tanmai(ヨーケタンマイ)』オープン
- ✓ イベントやマルシェ、展示会に多数出展・参加
以下の記事では、一人暮らしの部屋を広く見せる配置例をまとめています。
こちらも筆者の経験をもとに紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

小上がりスペースの魅力
小上がりとは、床から1段高くしたスペースのことで、フラットな部屋とは異なる魅力があります。それぞれ詳しく見ていきましょう。
- スペースを有効活用できる
- 空間がおしゃれになる
- 複数の使い方ができる
スペースを有効活用できる
小上がりスペースの魅力1つ目は空間を有効活用できる点です。
小上がりスペースを設ければ、限られた空間を有効に活用できます。床面よりも1段高くなることで、収納スペースやベッドとして利用できるためです。
一人暮らしのワンルームは特に、収納スペースが限られているため、大きなメリットといえるでしょう。
空間がおしゃれになる
小上がりスペースの魅力2つ目はセンスある空間にできるという点です。
小上がりスペースは、空間をおしゃれにする点でも魅力的です。床が1段高くなることで、部屋に奥行き感が生まれ、視覚的にも広く感じられます。
また、畳や木材を使用することで、和風やナチュラルな雰囲気も簡単に作り出せます。
一人暮らしの部屋でも、小上がりを取り入れることでおしゃれで落ち着いた空間を演出できるでしょう。
複数の使い方ができる
小上がりスペースの魅力3つ目はシーンによって様々な使い方ができる点です。
小上がりスペースは、シーンによって使い分けができます。例えば昼間はリビングスペースとしてソファ代わりに、夜はベッドとして使えます。
ワンルームではスペースがかなり限られるため、このように違った使い方ができると便利ですよね。
小上がりスペースのデメリット
小上がりスペースは魅力的な反面、デメリットもあります。そこで一人暮らしの賃貸で小上がりスペースを取り入れるデメリットを紹介します。
- コストがかかる
- 部屋のレイアウトが固定される
- 掃除の手間が増える
コストがかかる
小上がりスペースのデメリット1つ目はコストが高いという点です。
きちんとした小上がりスペースを設置しようとすると床を1段高くするための工事や、収納スペースを作るための材料費などが必要です。
もちろん、工事が必要なら、賃貸では小上がりスペース自体が設置できない場合も多いでしょう。
また、既製品の小上がりベッドや収納付きの家具も通常の家具と比べて、高価な場合が多いですよ。
このようにインテリアに使える予算が限られている方にとっては、デメリットといえるでしょう。
部屋のレイアウトが固定される
小上がりスペースのデメリット2つ目は部屋のレイアウトが固定される点です。
小上がりスペースを設置すると、部屋のレイアウトが固定されがちです。一度設置すると簡単に移動や変更ができないため、部屋の使い方を柔軟に変えづらくなります。
様々なインテリアコーディネートを楽しみたいという方は小上がりスペースがあるとかえって自由度を下げてしまうので注意が必要ですね。
掃除の手間が増える
小上がりスペースのデメリット3つ目は掃除の手間が増える点です。
小上がりスペースがあると、掃除の手間が増えがちです。
その理由として、フラットな部屋であればロボット掃除機でくまなく掃除できますが、床が1段高くなることで使えなくなるためです。
とにかく楽に掃除をしたいと考えているなら、小上がりスペースは向いているとはいえませんね。
小上がりスペースはワンルームでも作れる
小上がりスペースと聞くと、工事やDIYなどが必要で、賃貸だと厳しいのではと思う人もいるかもしれません。
しかし、一人暮らしの賃貸、特にワンルームでも小上がりスペースは作れます。
わざわざ工事やDIYをしなくても小上がりスペースを作るのにピッタリな家具やインテリアがあるので、いくつか紹介しますね。
簡単に小上がりを作れるアイテム①カラーボックス
カラーボックスと畳や板で小上がりを作る方法があります。
カラーボックスを横に倒し、小上がりにしたいスペースに必要な個数並べて、その上に畳や板を載せましょう。
SHIRAI STOREで販売されているカラーボックスの奥行は30cm近くあるため、しっかり高さのある小上がりスペースになりますよ。
簡単に小上がりを作れるアイテム②パレット
パレットとは物流で商品を乗せたり運搬したりする際に使われる台です。木製のものが多いため、DIYやインテリアとの相性が良く小上がりスペースを作る際も役立ちます。
カラーボックスより価格は高いですが、1段が低いため高さ調節しやすく丈夫な点はメリットといえます。
簡単に小上がりを作れるアイテム③畳や板
カラーボックスやパレットで小上がりのスペースを確保したら、その上に畳や板を載せるとより小上がりの雰囲気が出ます。
畳を選ぶ際は、RASIKで販売されているユニット畳のような軽くて正方形の畳が扱いやすくておすすめです。
小上がりスペースを作れるアイテムはこれら以外にベッドもおすすめです。ベッドについては、以下で詳しく紹介します。
小上がり空間が作れるベッド5選
続いて、ワンルームで小上がり空間が作れるオシャレなベッドを5つ紹介します。
自分の部屋の雰囲気や収納に合わせたベッドを選んでくださいね。
【RASIK】畳カラーが選べる大容量収納畳ベッド
RASIKの「大容量収納畳ベッド」は収納スペースが充実している畳ベッドです。高さが29cmと42cmから選べます。
29cmタイプなら、部屋に圧迫感を与えず小上がりスペースが作れるうえ座るのにちょうど良いでしょう。42cmのタイプなら、畳の下に布団がすっぽり入るほどの収納容量があるため、収納の少なくて悩んでいる方にピッタリですね。
またベッドとして使っていない時には和テイストな小上がりスペースとして活躍しますよ。
サイズ | ロータイプ:幅101cm×長さ199cm×高さ29cm ハイタイプ:幅101cm×長さ199cm×高さ42cm |
素材 | フレーム:プリント化粧板 床板:MDF 中敷板:ハードボード い草畳:本い草・インシュレーションボード 美草畳:ポリプロピレン・炭酸カルシウム・インシュレーションボード |
カラー | 美草ラテブラウン・美草ダークブラウン・美草ブラック・い草グリーン |
【モダンデコ】収納付き畳ベッド
モダンデコの「収納付き畳ベッド」は、引き出しの有無が選べる畳ベッドです。
服や雑貨をたくさん収納したいなら引き出しありで、カゴや箱を置いて自由にカスタマイズしたいなら引き出しなしが良いでしょう。
畳は軽いうえ取り外しも簡単なので、お手入れがしやすいのも嬉しいですね。
畳ベッドなので、和テイストな雰囲気を部屋に採り入れたい方におすすめですよ。
サイズ | 本体:幅101cm×奥行き215cm×高さ72cm 引き出し(内寸):幅94cm×奥行き35cm×高さ10cm |
素材 | プリント化粧板畳・本い草・インシュレーションボード |
カラー | ナチュラル・ダークブラウン |
【家具350】Coffret 大容量床下収納ベッド
家具350の「Coffret 大容量床下収納ベッド」はベッド床下を全面収納に使えるベッドです。
その収納容量はなんと400L。一人暮らしなら服は勿論、雑貨や厚手の毛布も入りますよ。また、床板は取っ手がついており、開け閉めもしやすいので便利です。
コンパクトなデザインなので、一人暮らしの部屋でも圧迫感なく使えますね。洋風な小上がり空間が欲しい方にぴったりのベッドです。
サイズ | 幅97cm×奥行197cm×高さ26.5cm |
素材 | ベッド本体:MDF 床材:LVL・MDF |
カラー | ブラウン・ブラック・グレー・ホワイト |
【家具350】Lahti ベッドフレーム
家具350の「Lahti ベッドフレーム」はライトとヘッドボード付きの機能性抜群なベッドです。
キャスター付き引き出しがあり、収納スペースもたっぷりあるのが特徴。
ヘッドボードにも小物や雑貨を置けるため、自由な小上がり空間を作りたい方におすすめのベッドですね。
サイズ | 幅97cm×奥行210cm×高さ80cm |
素材 | 本体:メラミン化粧合板 床板:ハードボード |
カラー | ブラウン・ナチュラル・グレー・ホワイト |
【家具350】幅広すのこローベッド
家具350の「幅広すのこローベッド」は高さを抑えたロータイプのベッドでお部屋が広く見えますよ。
ヘッドレスタイプなので、とにかく見た目に無駄がなくコンパクトです。
マットレスを組み合わせることで低めの小上がりスペースを作ることが出来ますよ。
サイズ | 幅120cm×奥行198.6cm×高さ15cm |
素材 | パーティクルボード(メラミン貼り) |
カラー | ブラウン・ナチュラル・ホワイト |
小上がりスペースがオシャレな部屋実例
小上がりスペースがおしゃれなお部屋の例をInstagramから紹介します。お部屋作りの参考にしてくださいね。
畳のローベッドだったり、木製ベッドに引き出し収納があったりしておしゃれですね。お部屋も広く見えるので、広々とした空間を演出したい人はぜひトライしてみてください。
まとめ:小上がりを取り入れてワンルームをおしゃれにしよう
この記事では、ワンルームでも出来る小上がりスペースの魅力とデメリット、オススメのアイテムを紹介しました。
特にベッドを活用すれば、オシャレな小上がりスペースが出来るだけでなく、収納スペースも確保できるので、一人暮らしにおすすめです。
ぜひ今回の記事を参考に小上がりスペースを取り入れて、理想の部屋を作っていきましょう。
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