一人暮らしを始めると、癒しを求めて部屋に緑を取り入れたくなるもの。
しかし、忙しい毎日の中で植物の世話をするのは難しそうですよね。そんな方には手間のかからないサボテンがおすすめです。
そこで、この記事では、一人暮らしでサボテンを育てる魅力や注意点、おすすめの種類、必要な道具などを詳しく紹介していきます。
「部屋に癒しの緑を取り入れたい!」という方は、ぜひ最後まで読んで、これからの生活の参考にしてみてくださいね。
以下の記事では、一人暮らしにおすすめの観葉植物をまとめています。
こちらも筆者の経験をもとに紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
一人暮らしで育てやすい?サボテンの魅力
サボテンは、一人暮らしの部屋に緑を取り入れるうえで、ぴったりな植物です。
忙しい一人暮らしでも、サボテンなら簡単に育てられるのが大きな魅力。今まで植物を育てたことがない方でも挑戦しやすい植物なのです。
その理由は、以下の3つの特徴にあります。
- 日当たりの良い窓際に置くだけでOK
- 水やりの頻度が少なくて済む
- 小さな鉢でも育てやすい
日当たりの良い窓際に置くだけでOK
サボテンは、日当たりの良い場所を好む植物です。
一人暮らしの部屋で育てる場合、窓際に置くだけで十分に育てることができます。日光が当たる時間が長いほど、健康的に成長してくれるでしょう。
ただし、真夏の直射日光には注意が必要です。
サボテンは日差しに強そうなイメージがありますが、強い日差しを浴びると葉焼けを起こしてしまい、枯れてしまいますよ。
東向きや南向きの窓際がおすすめですが、西日が強すぎる場合は、カーテンで光を和らげるのも一つの方法です。
サボテンの種類によっては、半日陰でも育つものがあるので、日当たりの条件に合わせて選びましょう。
水やりの頻度が少なくて済む
サボテンは、他の植物に比べて水やりの頻度が少なくて済むのが大きな魅力です。
体内に水分を蓄える能力に長けているため、土が完全に乾いてから水を与えるだけでOK。
忙しい一人暮らしの生活リズムにも合わせやすく、水やりの手間を最小限に抑えられます。
基本的には週に1回程度の水やりで十分ですが、季節や気温によって調整が必要。
真夏は水やりの頻度を上げ、冬は控えめにするのがコツです。
特に冬は成長が止まるため、月に1回程度の水やりで十分です。冬に水やりをしすぎると、根腐れを起こす原因になるので注意が必要です。
土の表面だけでなく、鉢底の穴から水が出てくるまでたっぷりと水を与えるのがポイント。
小さな鉢でも育てやすい
サボテンは、小さな鉢でも問題なく育てられる植物ですから、ワンルームや1Kといった間取りでも、気軽に取り入れやすいでしょう。
小さな鉢に植えたサボテンを、デスクの上や本棚に飾れば、部屋に癒しの空間が生まれます。
ただし、鉢のサイズに合わせて植え替えが必要です。サボテンが大きくなってきたら、一回り大きな鉢に植え替えましょう。
コンパクトに育つ種類を選べば、狭い部屋でも気軽に育てられます。
また、吊り鉢に植えることで、空間を有効活用するのもおすすめです。
サボテンを育てる時の注意点
サボテンは一人暮らしでも育てやすい植物ですが、健康に育てるための注意点がいくつかあります。
サボテンを枯らさないために、以下の3つのポイントに気をつけましょう。
- 過湿に注意
- 日光不足に注意
- 冬の温度管理に注意
過湿に注意
サボテンは乾燥に強い植物ですが、逆に過湿には弱いです。
水やりの際は、土が完全に乾いてからたっぷりと与えるようにしましょう。
そして、受け皿に水がたまったままにせず、必ず捨てるようにしてください。
また、鉢底の穴から水が流れるのを確認することも大切です。土の表面だけでなく、鉢全体の湿り気にも注意が必要です。
過湿は、サボテンの根腐れを引き起こす原因になります。鉢土が長期間湿った状態が続くと、根が酸素不足になり、腐敗してしまうのです。
また、鉢底の排水穴が詰まっていないか確認し、必要に応じて鉢底石を敷くのもおすすめですよ。
日光不足に注意
サボテンは日光を好む植物ですが、日光不足になると茎が細長くなったり、本来の形状が崩れたりします。
また、色が淡くなったり、斑点が出たりするなど、見た目にも影響が出ます。
一人暮らしの部屋で育てる場合は、できるだけ日当たりの良い場所に置くようにしましょう。
北向きの部屋やほかの建物で日陰になってしまう部屋などで、窓際でも光が足りないと感じたら、LED植物育成ライトも使ってみてくださいね。
冬の温度管理に注意
サボテンは寒さにも弱い植物です。温度が下がりすぎると、凍害を受けて枯れてしまうことがあります。
ですから、冬場は窓際の冷気にあたらないよう注意しましょう。
具体的には部屋の温度が10℃以下にならないように管理し、必要に応じて植物用の保温シートを使うのもおすすめです。
また、冬は水やりの頻度を減らし、乾燥気味に管理するのがコツ。
さらに、暖房の風が直接当たらないように気をつけることも大切です。
乾燥しすぎるのを防ぐために、霧吹きで葉に水を与えるのも良いでしょう。
一人暮らしで育てやすいサボテンの種類
サボテンにはたくさんの種類がありますが、一人暮らしで育てやすいおすすめの種類を3つ紹介します。
- ギムノカリキウム
- マミラリア
- バニーカクタス
ギムノカリキウム
ギムノカリキウムは、丸みを帯びた形が可愛らしいサボテンです。初心者でも育てやすく、花を咲かせやすい種類として知られています。
刺が少ないので、扱いやすいのも魅力の一つです。
ギムノカリキウムの中でも、斑入りの種類は珍しく、コレクションとしても人気があります。
ギムノカリキウムは、日当たりと水はけの良い場所を好みます。春から秋にかけては、日光をたっぷりと浴びさせ、土が乾いたらたっぷりと水を与えましょう。
年に1回、春から夏にかけて肥料を与えると、花つきが良くなりますよ。
株分けや実生で増やすことができるので、大きくなってきたら挑戦してみるのもおすすめです。
マミラリア
マミラリアは、小型のサボテンで、種類によって様々な形や大きさがあります。
乾燥に強く、日当たりの良い場所で育てると元気に成長してくれます。
可愛らしい見た目で、部屋のアクセントにぴったり。マミラリアの中には、白や黄色の花を咲かせる種類もありますから、開花期が楽しみですね。
マミラリアの場合、冬は温度を5℃以上に保ち、水やりは控えめにします。
春から秋にかけては、月に1回程度、薄めた液肥を与えると良いでしょう。
マミラリアは、実生や挿し木で増やすことができます。開花後は、種を取って育ててみるのも面白そうですね。
バニーカクタス
バニーカクタスは、小型で刺が少なく扱いやすいサボテンです。成長が遅い種類が多く、小さな鉢で長く楽しめます。
ユニークな形状が魅力的で、育て方が比較的簡単なのも嬉しいポイント。
しかし過湿には注意が必要なので、鉢底から水が抜けるのを確認し、受け皿に水を溜めっぱなしにしないようにしてください。
一人暮らしの部屋に飾るのにぴったりの可愛らしいサボテンで、机の上や窓辺に置いても場所を取りません。
丸い形の可愛らしい見た目は癒しの雰囲気を与えてくれるでしょう。
一人暮らしで育てやすいサボテン7選
では、一人暮らしで育てやすいサボテン7選をご紹介します。あなたのお部屋に合うのがどれか、ぜひイメージしながらチェックしてくださいね。
【AND PLANTS】柱サボテンS
一人暮らしで育てやすいサボテンの1つ目は、AND PLANTS(アンドプランツ)の柱サボテンSです。
サボテンを部屋に置くとなると、気になるのは「トゲ」ではないでしょうか。
何かの拍子に触ってしまうことを想像すると、なかなか置きにくいものでしょう。
AND PLANTSの柱サボテンSは、危なそうなトゲトゲが出ていないタイプのサボテン。
さらに、高さは45〜50cm程度なので、お部屋に圧迫感を与えることもありませんよ。
インテリアとして、ケガの心配もせずに楽しめるサボテンです。
サイズ | 本体:45〜50cm 鉢:直径20cm×高さ17.5cm |
原産地 | アフリカ・インド・南米 |
【AND PLANTS】エピフィルム・アングリガー
一人暮らしで育てやすいサボテンの2つ目は、AND PLANTS(アンドプランツ)のエピフィルム・アングリガーです。
エピフィルム・アングリガーは、一見「サボテン」には見えませんが、実は樹木にくっついて育つサボテンの仲間です。
棘が生えず、乾燥に強く育てやすいのが特徴。初心者にも育てやすいものと言えます。
また、エピフィルム・アングリガーは、その葉の形から、鉢に植えるより「ハンギング(鉢に植えて吊るす)」のスタイルがピッタリ。
「植木鉢を置くスペースがないんだよな」という方にぜひおすすめしたいサボテンです。
サイズ | 本体:30〜40cm |
原産地 | メキシコ |
【PLANCHU】ギムノカリキウム3号丸鉢
一人暮らしで育てやすいサボテンの3つ目は、PLANCHUのギムノカリキウム3号丸鉢です。
鮮やかな赤色のサボテンで、部屋に1つあるだけでアクセントになってくれます。
サイズ感は500mlのペットボトルの半分ほど。デスクやテレビ台に置いても、視界を邪魔しません。
お部屋にアクセントが欲しい方のなかで、「いきなり大きいサボテンを選ぶのは勇気がいるな」と思っているならば、PLANCHUのギムノカリキウムをおすすめします。
サイズ | 鉢:直径8.0cm×高さ6.6cm |
素材(鉢) | プラスチック |
【園芸ネット】マミラリア
一人暮らしで育てやすいサボテンの4つ目は、園芸ネットのマミラリアです。
ピンク色の花びらと、ふわふわした見た目のトゲが特徴的なサボテン。
花はサボテンのまわりを一周して咲くので、花の冠をつけているようにも見えます。
手のひらに乗るサイズなので、インテリア棚に1つ置いておけば、おしゃれで可愛らしい雰囲気を醸し出せますよ。
サイズ | 鉢:直径約6cm(2.5号ポット入り) |
カラー | ホワイト |
【パリジェンヌ17】ブルーバニーカクタス
一人暮らしで育てやすいサボテンの5つ目は、パリジェンヌ17のブルーバニーカクタスです。
名前の通り、このサボテンは、まるでウサギのような形をしています。1つの大きい部分に、2つの小さい部分が続いている、ということですね。
そして、カラーは青。サボテンといえば「緑」のイメージがあるでしょうが、ブルーバニーカクタスは「ベースカラーが青で、ところどころ緑」という見た目です。
いわゆる普通のものではなく、誰も持ってないようなサボテンが欲しい方は、ぜひこのブルーバニーカクタスを手に入れてみてくださいね。
サイズ | 鉢:直径6cm(2号ポット入り) |
カラー | ブルー |
【東京寿園】キンセイマル
一人暮らしで育てやすいサボテンの6つ目は、東京寿園のキンセイマルです。
キンセイマルは、鉢ではなくビンで育てるサボテン。透明なビンに入れれば、根の成長を日々観察することができますよ。
また、ビンの上に乗った丸いサボテンが、なんともかわいらしい印象を与えます。
お手入れも簡単で、ビンの水を変えるだけなので、観葉植物を初めて手にいれる方に特におすすめです。
サイズ | 直径10cm×高さ8cm |
その他 | 14日間の品質保証付き |
【エーアシスト】サボテン4点セット1.5号鉢
一人暮らしで育てやすいサボテンの7つ目は、エーアシストのサボテン4点セット1.5号鉢です。
初めてサボテンを手にいれるという方は、どの種類のサボテンを選ぶか迷うことでしょう。
エーアシストのサボテンセットなら、アソートになっているさまざまな品種のサボテンを楽しめます。
その中で気に入った品種があれば、別のサボテンを追加してあげても良いでしょう。
鉢は1.5号と非常に小さいサイズなので、テーブルや玄関、棚に並べておいてあげるとかわいらしいですね。
サイズ | 鉢:直径5cm(1.5号ポット入り) |
品種指定・色指定 | 不可 |
初めてサボテンを育てるときに揃えておくべき道具
サボテンを育てるために最低限必要な道具には以下の3つがあります。準備を整えて育て始めましょう。
- 排水性の良い土
- 通気性のある植木鉢
- 霧吹き
排水性の良い土
1つ目は「排水性の良い土」です。
鉢植えや土がセットで販売されている場合を除いて、サボテンを育てる際は、排水性の良い土を選ぶことが重要。
サボテン専用の土を使うのがおすすめですが、ない場合は赤玉土や鹿沼土を混ぜて使うのも良いでしょう。
水はけが悪いと根腐れの原因になるので、サボテンの土選びは慎重に行ってくださいね。
サボテンを初めて育てるという方は、まず花ごころの「さぼてん多肉植物の土」を使ってみましょう。
排水性の良い軽石ベースで、根腐れを防いでくれるので安心ですよ。
通気性のある植木鉢
2つ目は「通気性のある植木鉢」です。
サボテンを植える鉢は、通気性のあるものを選びましょう。
素焼きの鉢や底穴の開いたプラスチック鉢がおすすめです。さらに鉢底の石を敷いて、排水性を高めるのも効果的。
また、サボテンの大きさに合った鉢を選ぶことも大切です。鉢が大きすぎると、土が乾きにくくなってしまいますよ。
サボテンの大きさにもよりますが、おすすめは八幡化成のエコポットです。
テラコッタ風のデザインが特徴的で、どのようなお部屋にも馴染んでくれるでしょう。
霧吹き
3つ目は「霧吹き」です。サボテンに水を与える際は、霧吹きを使うのがおすすめ。
土の表面から全体に水を行き渡らせることができ、根腐れを防ぐことができますよ。
ジョウロで水を与えると、水が局所的に溜まりやすく、過湿になりやすいので注意が必要です。
初心者におすすめしたいのは、Uervotonのスプレーボトルです。局所的ではなく、霧状になって水が放出されます。
そのため、土の1箇所に水が溜まらずに、まんべんなく水やりができますよ。
サボテンを取り入れたオシャレな部屋実例
では、サボテンを取り入れたオシャレな部屋実例をご紹介します。
サボテンを置いたらどのような雰囲気になるのか、ぜひあなたのお部屋をイメージしながらチェックしてくださいね。
まとめ:サボテンを取り入れて緑のある空間を作ろう!
この記事では、サボテンの魅力や育てるときの注意点、一人暮らしで育てやすいサボテンを紹介しました。
サボテンは、日当たりの良い窓際に置くだけでOKですし、水やりの頻度が少なくて済みますから、一人暮らしでも育てやすい植物と言えます。
ぜひあなたの部屋にもサボテンを取り入れて、おしゃれで癒しもあるお部屋づくりをしてくださいね。