アクアリウムと聞くと、オシャレ部屋に置いてあるイメージという方も多いですよね。そんなアクアリウムですが、実は一人暮らしの部屋にピッタリなんです。
実際アクアリウムには、オシャレさだけでなく、一人暮らしの不安な気持ちを解消してくれるリラックス効果があります。
そこで今回は、一人暮らしにおすすめのアクアリウムと飼うのにおすすめの魚を紹介します。
揃えるべきものや、インテリアコーディネートも含めてお伝えしますので、ぜひ最後までご覧くださいね。
一人暮らしのペットは魚がおすすめな理由
一人暮らしでペットを飼う上では、実は犬や猫よりも魚の方が飼いやすいです。
そこで、一人暮らしのペットに魚が飼いやすいおすすめの理由を3つ紹介します。
- 手間がかからない
- 隣人トラブルになりにくい
- 癒し効果がある
手間がかからない
一人暮らしのペットに魚がおすすめな理由1つ目は、手間がかからず、お世話も少ないことです。
魚は犬や猫などのペットと比べて、当然ながら散歩やしつけなどを必要としません。
餌やりも1日1回で十分なため、忙しい一人暮らしの方でも無理なくお世話ができます。
水槽の掃除は週に1回程度必要ですが、平日仕事をしている会社員であっても休日掃除をするルーティンであれば無理なく飼えるので、おすすめですよ。
隣人トラブルになりにくい
一人暮らしのペットに魚がおすすめな理由2つ目は、隣人トラブルになりにくい点です。
集合住宅でペットを飼うときに揉めやすいのが、鳴き声や臭いのトラブルです。
魚に関してはこれらのトラブルとは無縁です。臭いに関しても、定期的に水槽の掃除ができていれば近隣の方への影響はないですよ。
癒し効果が高い
一人暮らしのペットに魚がおすすめな理由3つ目は、癒し効果が高いことです。
魚が泳ぐ姿をみていると、ストレス解消やリラックス効果が得られると科学的に証明されています。
また、水槽内の水の流れる音には集中力を高めたり、ストレスを軽減したりする効果が期待でき、心を落ち着けたいときにぴったりですよ。
賃貸に水槽を置く時の注意点
賃貸物件でも楽しめるアクアリウムですが、設置方法や管理次第では、トラブルの原因になってしまいます。
そこで、一人暮らしで注意したい賃貸に水槽を置く時の注意点を3つ紹介します。
- 「魚」自体の飼育がOKか
- 床の耐荷重
- 水漏れ対策
魚の飼育がOKな賃貸か確認
賃貸に水槽を置く時の注意点の1つ目は、魚の飼育がOKなのか賃貸借契約書を確認することです。
賃貸物件によっては魚もペットとみなされる場合があり、魚も含めペットの飼育全般を禁止している場合があります。
契約内容を知らずに魚を飼育して、万が一部屋を汚してしまった時や、発覚してしまった時に損害賠償請求をされるリスクがあります。
契約書に記載されていないときは、管理会社や大家さんに連絡しておくのがベターと言えますね。
床の耐荷重を調べる
賃貸に水槽を置く時の注意点の2つ目は、床の耐荷重を調べることです。
水槽を置くときは水槽の重さに水の重さも加わるため、意外に重くなります。例えば、水50リットルが入る水槽には、水だけで約50kgの重さがかかることになり、床に負担がかかります。
一般的にワンルームの床の耐荷重は最低でも1㎡あたり約180kgと決められているため、耐荷重オーバーしてしまうことはあまり無いかと思いますが、水槽を置く時には付属品も含めて重すぎないか意識しておきましょう。
一般的にはサイズ60cmまでの水槽が、賃貸物件でも安心して設置できると言われています。適切なサイズについては、魚を購入する時にペットショップで相談すると安心です。
水漏れ対策をする
賃貸に水槽を置く時の注意点の3つ目は、水漏れです。
水槽の水漏れは床や壁へのダメージだけでなく、下の階まで水漏れし、大きな損害が発生する可能性があります。
このようなリスクを避けるため、水槽専用台や防水シートを使うようにしましょう。また、水換えや掃除の時も極力こぼさないよう慎重に行うことを心がけましょう。
ワンルームで最適な水槽の置き場所
ワンルームの限られたスペースに水槽を設置する場合、飼育のしやすさや安全性を考慮した場所を選ぶ必要があります。
実際に水槽を置いてみて感じた、ワンルームで最適な水槽の置き場所は、次の3つです。
- 壁際や窓沿い
- コンセント・排水溝の近く
- 直射日光が当たらない
窓際や壁沿い
ワンルームで最適な水槽の置き場所の1つ目は、窓際や壁沿いです。
先程もお伝えしましたが、水槽は水の重さもプラスすると、かなりの重量となります。そのため、床の中でも特に強度が高い、窓際や壁に面した場所がおすすめですよ。
また、壁際に置くことでデッドスペースが生まれにくく、ワンルームでも圧迫感なく水槽を取り入れることができますよ。
コンセントや排水溝の近く
ワンルームで最適な水槽の置き場所の2つ目は、コンセントや排水溝の近くです。
魚を飼う時にはフィルターやライト・ヒーターなどが必要なため、コンセントが近くにある方が便利です。
また、水槽のメンテナンスは水換えが欠かせないため、排水溝や水道が近いと作業がスムーズに行えます。
中々大きなスペースを確保するのは難しいかもしれませんが、ワンルームではキッチンや水周りのスペースを活用することで、手入れが楽になりますよ。
直射日光が当たらない
ワンルームで最適な水槽の置き場所の3つ目は、直射日光が当たらない場所です。
水槽を直射日光が当たる場所に置くと、水温が上昇しやすくなるため、魚にとって適切な水温に保つことができません。
特に温度変化の大きい夏場は、水温に大きな影響を及ぼします。
また、直射日光が当たる環境は、コケが発生しやすくなります。特に、糸状のコケは鑑賞面でも飼育環境の面でも好ましくありません。
水換えやメンテナンスの頻度も多くなるため、直射日光の当たる場所は避けた方が良いと言えます。
一人暮らしにおすすめの水槽5選
一人暮らしの部屋を楽しむための水槽は、サイズやデザイン・管理のしやすさがポイントです。ここでは、ワンルームにぴったりなおすすめの水槽を5つ紹介します。
【GEX(ジェックス)】ボトリウム ネイチャーセット
GEX(ジェックス)のボトリウムネイチャーセットは、約10cmの手のひらサイズです。省スペースにもかかわらず、インテリアとして存在感があるんですよ。
付属品として底砂や石があるので、魚を入れるとすぐに飼い始められます。デスクや小さな棚などに置けるため、飼育スペースが取れない方や初心者の方にもおすすめです。
サイズ | 幅10cm×奥行10cm×高さ14cm |
素材 | ガラス |
付属品 | 底砂・ストーン |
【テトラ】リビングキューブ
テトラのリビングキューブは、シンプルでスタイリッシュなデザインが特徴のキューブ型水槽です。つなぎ目がないため、魚や水草がクリアに見えるんですよ。
リビングキューブには、LEDライトや静音フィルターが付属しており、セットアップが簡単です。小型でも本格的な水槽で飼育したい方におすすめです。
サイズ | 幅24.5cm×奥行24.5cm×高さ24.5cm |
素材 | ガラス |
カラー | LEDライト・バイオバッグジュニア・スポンジろ材 ・水中ポンプ式水槽一体型フィルター・水槽スタンド ・スライド式ガラスふた |
【寿工芸】クリスタルキューブ
寿工芸のクリスタルキューブは、キューブ型水槽で高い透明度が特徴です。シンプルなキューブ型のためコンパクトで置き場所に困らないのは魅力ですね。
水槽本体のみのシンプルなセットとなっているため、自分で水草や底砂などの環境をカスタマイズしたい方におすすめです。
サイズ | 幅20cm×奥行20cm×高さ20cm |
素材 | ガラス |
付属品 | ガラスふた・ガラスふた受け |
【GEX(ジェックス)】AQUARIUM ラクテリア
GEX(ジェックス)のラクテリアは、LEDライトやろ過フィルターが内蔵しており、ワンタッチで簡単に水換えできる点が特徴です。
そのため、忙しくて水槽の管理に手間をかけたくない方におすすめです。簡単にメンテナンスができるため初心者の方にも扱いやすいですね。
サイズ | 幅17.5cm×奥行34cm×高さ24cm |
素材 | ガラス |
付属品 | LED・フィルター |
【GEX(ジェックス)】アクア360アール オールインワン水槽セット
GEX(ジェックス)のオールインワン水槽セットは、円筒型と個性的なフォルムをしており、360°どの方向から見てもベストな角度で魚を眺められるよう設計されています。
商品名に「オールインワン」とついているように、青と白のLEDライトとフィルターが内蔵されているため、これ一つあれば水槽だけでなく周辺のグッズも揃えられますよ。
クリア樹脂製のため、軽くて丈夫。机やテーブルの上に置ける小型水槽です。観賞用として手軽で楽しめる水槽を探している方におすすめです。
サイズ | 幅25.6cm×奥行26cm×高さ28cm |
素材 | アクリロニトリルブタジエンスチレン |
付属品 | LEDライト・フィルター付き・クリアカバー・ろ過材 |
一人暮らしにおすすめのお魚5選
水槽のある暮らしに癒しをプラスするには、飼いやすくて見た目が美しい魚を選ぶことが大切です。ここでは、初心者でも育てやすい魚を5種類紹介します。
ベタ
ベタは鮮やかな色彩と美しいひれが特徴で、1匹の飼育に適しています。小さな水槽でも飼えるため、場所を取らず一人暮らしの部屋でも十分楽しめます。
エアポンプやフィルターがなくても飼育できるため、メンテナンスが少なくてすみますよ。魚の飼育が初めての方や手軽に癒しを求めている方におすすめです。
グッピー
グッピーはカラフルで種類も多く、繁殖力が強い点が特徴です。寿命は1年程度ですが、1ヶ月ごとに稚魚を産むことがあるんですよ。
グッピーは丈夫で、水質や水温の変化にも強く、初心者でも飼いやすい魚です。繁殖の楽しさを味わいたい方におすすめです。
めだか
めだかは日本の自然環境に適応した魚で、小さな水槽でも飼育できる点が特徴です。めだかは低酸素環境や温度変化にも強いため、季節を問わず飼育しやすいんですよ。
はじめは2〜3匹から飼育し、慣れてから数を増やすようにしましょう。群れて泳ぐ姿を楽しみたい方や、自然な雰囲気を取り入れたい方におすすめです。
ネオンテトラ
ネオンテトラは小型の丈夫な魚で、青と赤のラインが光輝く美しさが特徴です。群れで泳ぐ性質があり、数匹まとめて飼育することにより、イキイキした姿が見られるんですよ。
小さな水槽でネオンテトラのみを楽しむ方法もありますが、慣れてくると他の魚と混泳させて、華やかな水槽を演出したい方におすすめです。
オトシンクルス
オトシンクルスは小型で愛嬌のある魚です。コケを好んで食べるため、水槽の掃除役として活躍するんですよ。
温和な性格で、水槽内の他の魚とも共存しやすい点が特徴です。水槽の管理を楽にしたい方や他の魚も一緒に飼ってみたい方におすすめです。
水槽と相性の良いインテリアコーディネート3選
水槽を置く際には、部屋全体のインテリアと調和するコーディネイトを考えることで、より魅力的な空間が生まれます。ここでは、水槽と相性の良いインテリアコーディネイトを3つ紹介します。
和モダン
和モダンは、伝統的な話の要素を現代的なデザインとを組み合わせたスタイルで、落ち着きと品格のある空間が特徴です。
和モダンの部屋には、めだかや金魚・ミナミヌマエビ(小型淡水エビ)がおすすめです。和風の部屋でこれらの魚を飼う場合は、丸みの帯びたボウル型の入れ物や水瓶がぴったりなんですよ。自然を感じる空間にしたい方におすすめです。
西海岸風インテリア
西海岸風インテリアは、アメリカ西海岸のビーチをイメージしたスタイルです。白やブルー・ウッドなどを基調とし、開放的な空間が特徴です。
西海岸風インテリアの部屋には、海やビーチを連想させる爽やかでカラフルなネオンテトラやグッピーなどの魚がおすすめです。小さめの水槽でも映えるため、インテリアの一部としても存在感をアピールできるでしょう。
ナチュラルインテリア
ナチュラルインテリアは、木材や自然素材を生かした、温かみのあるデザインが特徴です。優しい色合いとリラックスできる空間が魅力なんですよ。
ナチュラルインテリアの部屋には、メダカやオトシンクルスがおすすめです。どちらの魚もシンプルな色合いが多く、部屋を落ち着いた空間にできるでしょう。石や流木・水草を配置した水槽が、よりナチュラルな雰囲気を演出してくれますよ。
水槽を採り入れたオシャレな部屋実例
続いて、一人暮らしの部屋でアクアリウムをおしゃれに取り入れるために、部屋の実例をいくつか紹介します。
Instagramからオシャレ部屋をピックアップしましたので、ぜひ参考にしてくださいね。
この部屋は観葉植物が多めで、緑や自然が豊富な部屋ですね。みどりいっぱいの部屋と熱帯魚の相性が抜群です。
こちらの部屋は、北欧系のナチュラルカラーで統一されていて、水槽の水草や周りの観葉植物が良いアクセントカラーになっていますね。
こちらは金魚鉢タイプの水槽を用いていますね。サイズの小さい水槽であればテーブルや収納棚の上などに置くこともできるので、よりインテリアコーディネートの幅も広がりますね。
まとめ:一人暮らしの部屋に水槽を置いて部屋をくつろぎの空間にしよう
今回は一人暮らしの部屋をおしゃれにできるアクアリウムの魅力と初心者におすすめの魚を紹介しました。
手間が少なく、静かな環境に適している魚は、一人暮らしのマンションやアパートでも安心して楽しめますよ。
ぜひ今回の記事を参考に自分の部屋にアクアリウムを取り入れてみてはいかがでしょうか。
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