【チェックリスト付】賃貸の入居時に何からやるべき?流れに沿って解説

「賃貸に入居するときにまず何からすればいいの?」と気になっていませんか?

引越しはすることが多くて何から手をつけていいか悩んでしまいますよね。

そこで今回は、賃貸で入居するときにチェックしておくべき場所や家具を運び込む前にやっておきたいことをチェックリスト形式でまとめて紹介します。

入居前にあると便利な神グッズも紹介するので、ぜひ、最後まで読んで新居に入居する際の参考にしてくださいね。

目次

鍵の受け取りから引っ越しまでの流れ

具体的にやるべきことをお伝えする前に、まずは鍵を受け取ってから荷物の引っ越しまでの流れを簡単に紹介します。

STEP
鍵の受け取り

まずは管理会社や大家さんから鍵を受け取りましょう。

鍵の受け取りをしないと当然ながら部屋には入れませんし、荷物の運び込みも出来ません。

そのため、引っ越し日を計算して受け取る日を決めるようにしましょう。

STEP
ライフライン関係の手続き

何よりも最優先で行いたいのが電気・ガス・水道などのライフライン関係の手続きです。

住み始めてからどれか一つでも使えない状態だと非常に不便な暮らしをすることとなるので、必ず早めに手続等を行い、引っ越ししてすぐに使えるようにしましょう。

ただし、ガスは開栓に専門業者の立ち合いがいるため、スケジュール調整が必要となりますので、注意しましょう。

STEP
部屋の傷や汚れをチェック

次に行うのが部屋の傷や汚れチェックです。部屋の傷や汚れの写真を残しておき、管理会社に連絡しておくことで、退去時に不必要なクリーニング費用や修理費用を要求されるのを防ぐことができます。

見逃してしまうことがないよう必ず荷物を運びこむ前の状態かつ入居日に行うようにしましょう。

また、管理会社によっては「入居チェックシート」の提出を求められる場合がありますので、もし提出が義務付けられている場合、合わせて作成を行いましょう。

ただ、部屋の傷や汚れといってもどこを見ればいいのか不安に感じている人も多いと思いますので、次の項目でチェックリスト形式で紹介していますので合わせてご覧くださいね。

STEP
部屋の掃除

荷物を運びこむ前に部屋全体の掃除を行います。

ただ掃除するだけでなく、害虫対策の燻煙剤や家具の下に引く保護マットを設置するのもこのタイミングで行いましょう。

荷物を運びこむ前にやっておきたい掃除やお手入れはこの後の項目で紹介していますので、ぜひ参考にしてくださいね。

STEP
荷物の運び込み

以上の準備を終えたらいよいよ荷物の運び込みです。

【部屋別】賃貸で入居時に確認するべきチェックリスト

鍵の受け取りから引っ越しまでの流れのstep3でも紹介したように、賃貸物件に入居するときに、必ず行ってほしいのが室内のチェックです。

後述する賃貸会社のチェックリストでも傷や汚れの有無を確認することになるので、必ず家具や荷物を運び込む前に室内のチェックをすることをおすすめします。

場所ごとに見るべきポイントを見ていきましょう。

壁・床・天井のチェック項目

壁・床・天井のチェック項目
  • 壁・天井の傷・汚れが無いか
  • クロス(壁紙)は剥がれていないか
  • フローリングの傷・凹みは無いか

壁や床のキズ・汚れを細かくチェックし、写真を撮って記録しておきましょう。

特に、角やドア付近、フローリングの傷、クロスの剥がれなどは見落としがちなので注意しましょう。

前の住人が家具を置いていた跡が、シミやへこみになっている場合もあるので要注意です。

水回り(キッチン・浴室・洗面台・トイレ)のチェック項目

水回り(キッチン・浴室・洗面台・トイレ)のチェック項目
  • 蛇口やシャワーからスムーズに水が流れるか
  • トイレはスムーズに流れるか
  • 排水溝のつまりは無いか
  • シンク下のスペースに水漏れはないか
  • カビや水垢汚れが付いていないか
  • 下水臭などの異臭は無いか

見逃しがちなポイントとして、水道管や下水の詰まり、汚れがあります。

見た目だと気づきにくいため、必ずキッチンや浴室の蛇口をひねり、水がスムーズに流れるか、排水口の詰まりがないかを確認しましょう。

合わせて、シンク下の収納スペースに水漏れがないかもチェックしておきましょう。

住み始めてから水周りの故障が起こると非常に不便なので、必ず入居日に確認し、気になることがあれば早めに管理会社や大家さんに連絡しましょう。

窓・ドア・鍵のチェック項目

窓・ドア・鍵のチェック項目
  • 鍵はスムーズに開閉できるか
  • 玄関や室内のドアはスムーズに開閉できるか
  • ベランダの窓やサッシはスムーズに開閉できるか
  • 窓・サッシ・ドアの傷や汚れは無いか

特にベランダのサッシは汚れていたり歪んでいて、開け閉めしにくくなっている場合があります。そのため、ベランダ付きの部屋であれば必ず確認するようにしましょう。

玄関ドアの鍵が固い・回りにくい場合は、早めに管理会社や大家さんへ連絡し対応してもらいましょう。

玄関ドアは防犯面でも大事な部分なので早めに対処するのがおすすめですよ。

備え付け設備のチェック項目

備え付け設備のチェック項目
  • エアコンの冷暖房は機能しているか
  • エアコンから異臭・異音はしていないか
  • インターホンの音や映像に異常はないか
  • ガスコンロはしっかり点火するか
  • 換気扇はきちんと動作しているか
  • お湯が設定した温度で出てくるか(給湯器が機能しているか)

賃貸の入居時には、設備の動作確認も忘れずに行いましょう。

エアコンは電源を入れ、冷暖房がしっかり作動するか、異音や異臭がしないかチェックします。インターホンは音が正常に聞こえるか、モニター付きなら映像が映るか確認してください。

給湯器はお湯が設定温度どおりに出るかをテストし、温度が安定しない場合は早めに管理会社へ連絡しましょう。また、ガスコンロの点火や換気扇の動作も確認しておくと安心です。

コンセント・照明のチェック項目

コンセント・照明のチェック項目
  • 全てのコンセント差込口が機能しているか
  • 部屋のスイッチは全て機能しているか

コンセントがしっかり使えるか、照明のスイッチが機能するかも重要です。

古い物件では、コンセント口があるのに通電していない、使えない場所があることも有り得るので、きちんと確認しておきましょう。

スマホの充電器や小型家電を使い、すべてのコンセントが正常に機能するか確認してください。

照明のスイッチも全て押して反応を確認し、点灯しない場合は電球切れなのか設備不良なのかを確認しましょう。もし不具合があれば、入居初期のうちに管理会社や大家さんへ報告して対応してもらうことが大切です。

部屋別!賃貸の入居日にやっておきたいことチェックリスト

家具を運び込む前にやっておきたい掃除やお手入れなどを各部屋ごとにリストアップしました。

入居当日はバタバタしがちですが、以下の項目をやっておくことで、スムーズに新生活を始められますよ。

場所チェック項目
玄関玄関のたたき(床)の汚れを簡単に掃除
キッチンガス・水道の開通確認(ガスは立ち合いが必要な場合も)
換気扇フィルターの取り付け
シンク下の隙間埋め
リビング・居室照明の設置(引っ越し前に照明がない場合は要準備)
カーテンの取り付け(外からの視線対策)
ワイパーで拭き掃除
燻煙剤で害虫対策
大型家電・家具用の保護マット設置
浴室・トイレ浴槽コーティング・防カビ剤
鏡のくもり止め
洗面台下の隙間埋め
ベランダ手すりのぐらつきチェック
防犯のための鍵がしっかりかかるか確認

管理会社の入居チェック表は書く必要がある?

賃貸物件に入居すると、ほとんどの場合、管理会社から「入居時チェック表」の提出を求められます。

本来入居前の傷・汚れの確認は貸主である管理会社や大家さんが行うものであるため、基本的には提出の必要はありません。

ただし、契約書に義務として記載されている場合は、記載の上、提出をしなければいけません。

そもそも入居チェック表は、入居時に部屋の状態を確認し、傷や汚れなどを記録するための書類です。

そのため、退去時に「最初からあった傷なのに修理費を請求された」といったトラブルを避けるためにほとんどの賃貸で記載が求められるという訳です。

管理会社の入居チェック表の注意点

管理会社の作成する入居チェック表には注意しなければいけないポイントがいくつかあります。

そこで注意するべきポイントを3つまとめましたのでそれぞれ見ていきましょう。

管理会社の入居チェック表の注意点
  • 証拠として残すためできるだけ細かく書く
  • 不利な条件が無いか確認
  • 提出前にコピーを取る

証拠として残すためできるだけ細かく書く

注意するべきポイント1つ目は、出来るだけ具体的かつ細かく書くということです。

入居チェック表に書き忘れてしまった、見逃してしまった傷や汚れは入居者のせいにされてしまうリスクがあります。

そのため、できるだけ細かく、かつ文章だけでは表現出来ない傷や汚れは写真を撮っておくのがおすすめです。

なお、入居チェック表はできるだけ詳細に記録しましょう。「壁に5cmのキズあり」など、できるだけ具体的に書くのがコツです。「ドアの開閉がしづらい」「コンセントがぐらついている」など、気になる点があればすべて書いておきましょう。

冒頭に紹介した部屋別のチェックリストも参考にしながら漏れがないようにチェック表の作成をしましょう。

不利な条件が無いか確認

注意するべきポイント2つ目は入居チェック表に不利な条件が書かれている場合があるという点です。

管理会社や大家さんが作成した入居チェック表には入居者が不利になってしまう内容が入っている場合が多いです。

このような不利な条件が書かれている場合、何もせず提出すると同意したとみなされてしまうリスクがあります。

そのため、下記のように訂正線で気になる箇所は削除してから提出するようにしましょう。

入居後に見つけた破損・汚れは入居者が負担する

記載がない項目は入居者が負担する

提出前にコピーを取る

注意するべきポイント3つ目は提出前にコピーを取っておくことです。

入居チェック表を管理会社や大家さんに提出する前に必ずコピーを取り、控えを取っておくようにしましょう。

また、提出後に「言った・言わない」にならないよう、コピーを取って保管しておくと安心です。入居チェック表は面倒に思うかもしれませんが、トラブル防止のためにきちんと行いましょう。

入居前にあると便利な神グッズ7選

続いて、賃貸の入居前に準備しておくと便利なアイテムを厳選してご紹介します。

引っ越し直後はバタバタするので、事前に用意しておくと快適に新生活をスタートできますよ。

クイックルワイパー

入居直後の部屋は意外とホコリが残っています。そこでクイックルワイパーを準備しておけば、サッと掃除ができて快適に過ごせます。

細かいホコリが取れるので掃除機よりもおすすめですよ。

くん煙剤

掃除が終わったら、害虫対策として「くん煙剤」を使っておきましょう。

荷物がない状態の入居日であれば、家具や食器への影響を気にせずに害虫駆除が可能です。

下記のような火災報知器が反応しない霧タイプを選ぶようにしましょう。

電源タップ

古い賃貸物件だとコンセントの数が少なく不便ですよね。

そこで延長コードやタップ付きコンセントを用意しておくと、家具や家電の配置に自由度が高まりますので1つ持っておくことをおすすめします。

保護マット

冷蔵庫やソファーなどの大型家具の下には、保護マットを敷いておくと床の汚れやへこみを防げます。

家具や家電を搬入してから置くのは非常に大変なので、必ず家具・家電を搬入する前に設置しておきましょう。

浴槽用防カビ材・コーティング

入居後もきれいな浴槽を楽にキープするために、あらかじめ浴槽コーティングをしておくのがおすすめです。

鏡には、専用の曇り止めを使用しましょう。さらに、防カビ剤を焚いておくと、カビの発生を防ぎやすくなります。

これを入居のタイミングでやっておくと、お風呂掃除がぐっとラクになりますよ。

まとめ:入居時に漏れなくチェックして快適な新生活を!

今回は、賃貸に入居する時にチェックしておくべき場所や管理会社の入居チェック表について解説しました。

また、入居する時に持っておくと便利な神グッズを7つ紹介しました。

賃貸への入居時にきちんと部屋の中をチェックしておくと、余計なトラブルを避け、スムーズに引越しを済ませられます。

ぜひ、今回の記事を参考に、快適な新生活をスタートしてください。

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