「トイレ・洗面台・バスルームが一緒になったユニットバスって、実際の使い勝手はどうなのだろう?」と気になっていませんか?
ワンルームタイプで一人暮らしの部屋を探すとユニットバスが多いですが、実際に住むにあたって不便はないのか疑問に思いますよね。
そこで今回は、ユニットバスのメリット・デメリットから、気になる臭い対策、収納のアイデアまで紹介します。
ユニットバスの魅力とあわせて、上手に使うコツをお伝えするので、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。
一人暮らしの部屋はユニットバスが多い
ユニットバスとは、トイレ・洗面台・バスルームが一体化した構造のことです。
限られた居住空間を効率的に利用でき、また、コスト面でも比較的安価に導入できることから、一人暮らし向けの物件に多く見られます。
しかし、水回りが一つにまとまっているため、使い勝手や快適さに対する感じ方は人それぞれ異なります。
ユニットバスの部屋を選ぶかどうかは、メリット・デメリットを理解した上で自分の好みも考慮して決めるとよいでしょう。
トイレ・洗面台・バスルームが一緒のメリット
まずは、一人暮らしの筆者が使って感じた、トイレと洗面台が一緒のメリットをお伝えします。
- 他の部屋が広々する
- 動線が効率的で動きやすい
- 一度に掃除できる
他の部屋が広々する
ユニットバスのメリット1つ目は、トイレ・洗面台・お風呂がコンパクトに収まっているので、その分、他の部屋が広々することです。
洗面とトイレには合わせて1.5〜2帖ほど必要なので、トイレや洗面台を別々に設けるとキッチンやリビングなどの生活空間に使えるスペースが減ってしまいます。
ユニットバスなら、水回りを一体化させることで、同じ広さの空間でも、他の部屋を広く使える余地が生まれます。
キッチンやリビングにゆとりができるので、家具の配置やインテリアの選択肢の幅も広くなりますね。
動線が効率的で動きやすい
ユニットバスのメリット2つ目は、動線が効率的なことです。
トイレ・洗面台・バスルームが1つの空間にあることで生活動線が短くなり、移動の手間が省け、スムーズに動けます。
導線がよければ、朝の忙しい時間帯にもサッと動けて、短時間で身支度を整えられますね。
とくに忙しい方にとっては、時間を有効に使える点は大きなメリットです。
一度に掃除できる
ユニットバスのメリット3つ目は、水回りを一度に掃除できることです。
ユニットバスではトイレ・洗面台・バスルームが一緒に設置されているため、一度の掃除で水回り全体の掃除が完了します。
トイレ・洗面台・バスルームをそれぞれ掃除するのは意外と手間がかかるので、まとめて掃除できるのは嬉しいですね。
さらに、掃除用具や洗剤をすべて一か所にまとめて管理できるので、掃除の度にあちこち行き来する必要がありません。
トイレ・洗面台・バスルームが一緒のデメリット
メリットがある一方で、ユニットバスには以下のようなデメリットもあります。
- 来客時に気を遣う
- 衛生面が気になる
- 湿気や臭いが気になる
来客時には気を遣う
ユニットバスのデメリット1つ目は、来客時に気を遣うことです。
トイレ・洗面・お風呂が同じ空間にあるため、洗面とトイレ、トイレとお風呂など、2つを同時には使えません。
一人暮らしであればあまり気になりませんが、友人が遊びに来た時などには「トイレを使用している間は洗面台を使えない」など問題が生じることがあります。
また、手を洗う際にユニットバスで洗ってもらう必要がある、トイレを使ってもらう時に浴室も見せなければならない、など、気持ち的に抵抗がある人も多いかもしれません。
衛生面が気になる
ユニットバスのデメリット2つ目は、衛生面が気になることです。
必ずしも実際に不衛生というわけではありませんが、トイレと洗面台が一緒の空間にあると不衛生に感じる人も少なくありません。
また、トイレの臭いや湿気が、洗面やバスルーム全体に広がる点が気になる人もいるでしょう。
ユニットバスを快適に使うには、湿気・臭い対策をしっかり取ることが重要です。
収納がほとんどない
ユニットバスのデメリット3つ目は、収納がほとんどないことです。
トイレ・洗面・お風呂がまとまっているユニットバスは、基本的にコンパクトに作られており、十分な収納スペースが確保されていないことも多くあります。
そのため、快適に使うには自分で収納を増やす工夫が必要です。
【ユニットバスの欠点1】臭いを対策する5つの方法
デメリットでもお伝えしましたが、トイレ・洗面台・バスルームが一緒の空間にあるユニットバスは、嫌な下水臭などの臭いがこもりやすいという欠点があります。
そんな臭いを対策する方法を5つお伝えします。
- 定期的に換気する
- 消臭スプレーや芳香剤を使う
- 空気清浄機や脱臭機を使う
- こまめに掃除する
- エッセンシャルオイルを使う
定期的に換気する
ユニットバスの臭い対策には、定期的な換気がもっとも効果的です。
使用後は必ず換気扇を回し、空気の流れを作って臭いを外に逃がすようにしましょう。
とくにシャワー後は湿気が多くなるため、十分に換気することで、カビの発生も防げます。
消臭スプレーや芳香剤を使う
消臭スプレーや芳香剤は、手軽に使える臭い対策の一つです。
シュッとひと吹きするだけで、すぐに空間をリフレッシュできるのでとても便利ですね。
最近では、自然由来の成分を使ったものや、長時間効果が持続するタイプの製品も多く販売されているため、自分の好みに合わせて選ぶと良いでしょう。
空気清浄機や脱臭機を使う
ユニットバスの臭い対策として、小型の空気清浄機や脱臭機を導入するのも効果的です。
狭いトイレにもピッタリな、コンセントに差して使う手のひらサイズの空気清浄機や脱臭機も販売されています。
換気扇の効果が弱い場合や、来客が多い方は取り入れてみるとよいでしょう。
こまめに掃除する
トイレや洗面台、バスタブの周りは汚れが溜まりやすく、放置すると臭いの原因になります。
そのため、臭いの発生を防ぐためには、こまめな掃除が欠かせません。
とくに、トイレの便器まわりや排水口は、定期的に専用の洗剤で掃除して清潔を保つようにしましょう。
エッセンシャルオイルを使う
エッセンシャルオイルも、トイレの臭い対策に有効です。
ラベンダーやユーカリなどリラックス効果のある香りを選び、ディフューザーやコットンに数滴垂らして置いておくと、ユニットバス全体が爽やかな香りに包まれます。
オシャレなディフューザーを選べば、インテリア性もアップしますよ。
【ユニットバスの欠点2】収納力不足を解消できるアイデア5選
ユニットバスの欠点は臭い以外に収納力が少ないことも挙げられます。そこで、簡単に出来る収納アイデアを5つ紹介します。
- 突っ張り棒で収納スペースを増やす
- 壁掛け収納を活用する
- マグネット収納を活かす
- バスタブトレーを活用する
- トイレタンクの上を有効活用する
突っ張り棒で収納スペースを増やす
ユニットバスの造りによっては、トイレタンクの上部や壁面に突っ張り棒を設置できる場合があります。
突っ張り棒に直接トイレットペーパーのストックをのせたり、小さなラックやフックと合わせて衛生用品やメイク道具を置いたり、アイデア次第で自由に収納を増やせますよ。
壁掛け収納を活用する
ラックやフックといった壁掛け収納を活用すると、壁面を有効活用できます。
吸盤や粘着固定のものを選べば、賃貸でも壁を傷つけず安心して使えます。
歯ブラシやコップなどの洗面用具や掃除用具を掛けて収納すれば、ユニットバスの中がスッキリしますね。
マグネット収納を活かす
ユニットバスの壁や洗濯機にマグネットがつく場合は、マグネット式の収納アイテムが利用できます。
マグネット式の収納アイテムはシンプルで、スッキリとした見た目を保ちながら物を収納できるのが魅力です。
浮かせた収納は掃除もしやすいので、掃除が苦手な方にもおすすめです。
バスタブトレーを活用する
バスタブトレーは、バスタブのフチに乗せて使う収納棚のことです。
トレーの両端には滑り止めが付いているので、お風呂の中にずり落ちる心配がありません。
シャンプー類のボトルを置いたり、コップや歯ブラシといった小物を置いたり、お風呂の必需品をしっかりと収納できます。
トイレタンクの上を有効活用する
トイレタンクの上の空間はデッドスペースになりがちですが、トイレタンク上部が平らな場合には、棚を設置して収納スペースとして活用できます。
トイレットペーパーや衛生用品のほか、インテリア小物ディフューザーを置くのもおすすめですよ。
まとめ:ユニットバスはコスパ◎カスタマイズして便利に使おう
今回は、一人暮らしの方向けに、トイレと洗面台が一緒になったユニットバスのメリット・デメリットから快適に使うコツまで紹介しました。
- 定期的に換気する
- 消臭スプレーや芳香剤を使う
- 空気清浄機や脱臭機を使う
- こまめに掃除する
- エッセンシャルオイルを使う
- 突っ張り棒で収納スペースを増やす
- 壁掛け収納を活用する
- マグネット収納を活かす
- バスタブトレーを活用する
- トイレタンクの上を有効活用する
ユニットバスには臭いがこもりやすい点や収納が少ないというデメリットがありますが、きちんと対策すれば、快適で使いやすいユニットバスになるはずです。
今回の記事を参考にグッズを取り入れれば、キレイで、臭いも気にならないユニットバスに変わるので、安心して恋人や友人を呼ぶことが出来るようになりますね。