賃貸で使える!タイプ別浄水器のメリット・デメリットと蛇口直結型おすすめ5選!

日本の水道水は安全ですが、「塩素の臭いが気になる」「水道水をそのまま飲むのはちょっと不安…」という方もいますよね。そのような方は浄水器を取り入れることをおすすめします。

ただ、賃貸マンションやアパートに住んでいると、「浄水器って取り付けられるの?」「どんなタイプがいいの?」と迷うこともあるかもしれません。

そんなときにおすすめなのが、工事不要で自分で簡単に取り付けられる「蛇口直結型」の浄水器です。

そこで今回は、賃貸に住んでいるあなたにこそおすすめしたい蛇口直結型浄水器の特徴や魅力、おすすめの浄水器を紹介します。

目次

浄水器には様々な種類がある?それぞれのメリット・デメリット

実は浄水器といっても様々な種類があり、それぞれに特徴や使い勝手の違いがあります。

そこでまずは、代表的な浄水器のタイプと、それぞれのメリット・デメリットをまとめましたので自分にぴったりの浄水器を選ぶための参考にしてみてくださいね。

蛇口直結型

蛇口直結型は水道の蛇口に直接取り付けるタイプの浄水器で、工事の必要がなく、自分で簡単に取り付けられるのが魅力です。場所を取らないので、とくに賃貸住宅に住んでいる方に人気があります。

メリット・工事不要で取り付けが簡単
・コンパクトで場所を取らない
・初期費用が比較的安い
デメリット・フィルターの交換頻度が高め
・浄水能力は据え置き型やアンダーシンク型に比べてやや劣る

据え置き型

据え置き型は、キッチンのカウンターなどに本体を置き、ホースで蛇口とつなぐタイプの浄水器です。

サイズはやや大きめですが、その分しっかりとしたろ過性能を備えているモデルが多くあります。スペースに余裕がある方や、より高性能な浄水を求める方におすすめです。

メリット・浄水能力が高く、安心感がある
・一度に多くの水を使えるので料理に便利
デメリット・設置スペースが必要
・本体価格が高め

ポット型

ポット型の浄水器は、その名のとおりポットのような形をしていて、水を注いでろ過するタイプの浄水器です。

置き場所を選ばず、コンパクトで扱いやすいのが魅力で、冷蔵庫に入れて冷たい水をストックしておけるのも便利なポイントです。

メリット・価格が安く、手軽に導入できる
・冷蔵庫で冷やしたり持ち運びが可能
デメリット・浄水スピードが遅く、すぐに水を使いたいときには不便
・一度に使える水の量が限られている

アンダーシンク型(ビルトイン型)

アンダーシンク型(ビルトイン型)は、シンク下に本体を設置し、専用の蛇口から浄水を使うタイプです。

見た目がすっきりしていて、キッチンまわりを広く使えるのが特徴です。ただし、設置には専門の工事が必要な場合が多く、賃貸では取り付けが難しいです。

メリット・浄水能力が高い
・キッチンがすっきりとした印象になる
デメリット・設置に工事が必要で、賃貸では難しい
・本体価格や設置費用が高め

浄水器とウォーターサーバーどっちがおすすめ?

安全でおいしい水が飲みたいと考えたとき、「浄水器にするか、ウォーターサーバーにするか」で迷う方も多いのではないでしょうか。とくに一人暮らしの場合は、設置のしやすさや毎月のコストなど、気になるポイントがたくさんありますよね。

そこで、ここでは一人暮らしの視点から浄水器とウォーターサーバーの特徴を比較し、それぞれのメリット・デメリットやおすすめの使い方をわかりやすく解説します。

「浄水器」の魅力

浄水器の魅力は、コストの安さと使い勝手の良さです。初期費用やランニングコストが低く、一人暮らしなら水の使用量も少なめなのでフィルターの消耗も抑えられ、結果的に費用もかなりお得になります。

さらに、省スペースで設置できるのも大きなポイントです。とくに蛇口に直接取り付ける「蛇口直結型」ならキッチンまわりを圧迫せず、ワンルームや1Kのようなコンパクトな部屋にもぴったりです。

ただし、いくつか注意点もあります。

まず、ウォーターサーバーのような「冷水」や「温水」の機能は備わっていないため、「すぐに冷たい水が飲みたい」「お湯を使いたい」といった場合には不向きです。季節や用途によっては、少し不便に感じることがあるかもしれません。

また、定期的なフィルターの交換が必要です。とはいえ、作業自体はそれほど難しくなく、慣れてしまえば簡単に交換できるようになるでしょう。

「ウォーターサーバー」の魅力

ウォーターサーバーは、利便性の良さと水の品質が魅力です。冷水や温水がすぐに使えるため、忙しい朝にもすぐに温かい飲み物を用意できたり、暑い日には冷たい水をすぐに飲めたりするのはとても便利ですよね。

さらに、ウォーターサーバーで届けられる水は、厳しい品質管理のもとで製造された高品質なものばかりです。定期的に自宅まで配送されるため、安心しておいしい水を楽しめます。

ただし、ウォーターサーバーは月々の費用が高くなりがちです。本体のレンタル料に加えて水の代金や電気代もかかるため、トータルで毎月の費用が数千円程度になることもあります。

また、本体のサイズが大きめなので、6畳ほどの部屋では圧迫感を感じることもあり、水のボトル交換やストックの保管場所も必要です。

浄水器を選ぶ時に注目するポイント

続いて、自分の暮らしにぴったり合った浄水器を選ぶために抑えておきたい5つのポイントを紹介します。

浄水器を選ぶ時に注目するポイント
  • 除去したい物質を明確にする
  • 設置スペースやキッチンのタイプを考慮する
  • 使用量に応じたカートリッジの交換頻度を確認する
  • ランニングコストを把握する
  • ろ過流量を確認する

除去したい物質を明確にする

一口に浄水器といっても除去できる物質の種類は製品によってさまざまで、浄水器を選ぶときは「どんな物質を除去したいのか」を明確にすることが大切です。

例えば、「塩素のニオイが取れればOK」という人もいれば、「せっかくなら、もっと細かい不純物までしっかり除去したい」と考える人もいるかもしれません。

どの物質を除去できるかは、商品のパッケージや説明書、メーカーの公式サイトに一覧で記載されていることが多いので、ぜひ確認してみてください。

設置スペースやキッチンのタイプを考慮する

浄水器を選ぶときは、「設置スペース」や「キッチンのタイプ」もチェックしておきましょう。一人暮らしのキッチンは狭いことが多く、大きな浄水器だと置き場所に困ることがあります。

一人暮らしのコンパクトなキッチンには、場所を取らない蛇口直結型がおすすめです。蛇口に取り付けるだけでOKなので、ワンルームや1Kのお部屋でもスッキリ使えます。

ただし、蛇口によっては浄水器が取り付けられないこともあります。とくに、次のような蛇口には注意が必要です。

  • 先端に金具(泡の出るキャップ)が付いている蛇口
  • 蛇口の形が特殊(細すぎる・太すぎる・四角いなど)
  • シャワー切り替え式やセンサー付きの蛇口

自分の蛇口に合うか不安なときは、メーカーの公式サイトに載っている「取り付けできる蛇口の例」をチェックしてみましょう。

使用量に応じたカートリッジの交換頻度を確認する

一人暮らしの場合、水の使用量は少なめなので、頻繁にカートリッジを交換する必要はないことが多いです。ただし、機種によっては「2〜3ヶ月ごとに交換が必要」など、意外とこまめなメンテナンスが求められるタイプもあります。

交換頻度が高いと、そのたびに費用もかかりますし、手間も増えてしまいます。パッケージやメーカーの公式サイトなどに「◯リットル使用で交換目安」といった情報が載っているので、自分の生活スタイルに合ったものかを事前にチェックしておきましょう。

ランニングコストを把握する

浄水器を選ぶときは、ランニングコストもしっかり確認しておきましょう。本体価格が安くても、フィルターの交換にかかる費用が意外と高い…ということもあります。

「1本のフィルターでどのくらい使えるのか」「交換頻度はどれくらいか」などをチェックして、年間でどのくらいのコストがかかるかをイメージしておくと安心です。

ろ過流量を確認する

浄水器を選ぶときは、「ろ過流量」もチェックポイントのひとつです。ろ過流量とは、1分間にどれくらいの水を浄水できるかを示す数値で、数値が大きいほど水がスムーズに出てきます。

目安として、一人暮らしでストレスなく使うなら「1.5リットル/分」以上のろ過流量はほしいところです。

あまりに少ないと、ちょっとした料理や飲み水を用意するのにも時間がかかってしまうことがあります。一人暮らしの場合でも、ストレスなく使いたいなら、最低限のろ過スピードは確認しておきましょう。

賃貸におすすめの蛇口直結型浄水器5選

浄水器の中でも、工事不要で手軽に設置できる蛇口直結型浄水器は賃貸でも簡単に取り付けができて便利です。そこで、一人暮らしにおすすめの蛇口直結型浄水器を5つ紹介します。

【パナソニック】浄水器 TK-CJ12

パナソニックのTK-CJ12は、コンパクトなデザインでキッチンのスペースを取らず、取り付けも簡単です。浄水性能も優秀で、17種類の物質をしっかり除去できます。

しかも、カートリッジの交換目安は約1年間と長めなので、頻繁なメンテナンスが不要なのも嬉しいポイント。ランニングコストを抑えながら、安心しておいしい水を飲みたい方にぴったりの一台です。

サイズ横幅12.5cm×奥行き11cm×高さ7.5cm
カートリッジ交換目安12ヶ月
浄水能力17物質
ろ過流量1.8リットル/分

【クリンスイ】浄水器 MD101

クリンスイの浄水器 MD101は、活性炭とセラミックに加え中空糸膜フィルターを採用し、カルキ臭やトリハロメタン、鉛、農薬、さらに雑菌や赤サビといった微細な粒子までしっかり除去してくれます。

コンパクトかつメタリックなデザインがスタイリッシュで、インテリアにこだわりたい一人暮らしの部屋にもぴったりです。

サイズ横幅14.8cm×奥行き10.3cm×高さ5.8cm
カートリッジ交換目安3ヶ月
浄水能力17物質
ろ過流量1.6リットル/分

【タカギ】浄水器 mini Neo H790BK6

タカギのmini Neo H790BK6は、コンパクトながら高性能な浄水能力を持ち、取り付けも簡単です。​

さらに、浄水と原水の切り替えは先端の「プッシュボタン」を押すだけ。ワンタッチで切り替えができるので、日常使いでもストレスがありません。

ブラックボディのスタイリッシュなミニマルデザインもオシャレで、シックなキッチンやモノトーンのインテリアにもぴったりですね。

サイズ横幅14.2cm×奥行き11.8cm×高さ6.6cm
カートリッジ交換目安2〜4ヶ月
浄水能力15物質
ろ過流量3.0リットル/分

【トレビーノ】浄水器 MK206SMX

トレビーノの浄水器 MK206SMXは、浄水能力はもちろん、浄水スピードも優れているので、お水をたっぷり使う料理でもストレスなく使えます。

さらに、約30%の節水機能も搭載されており自然に水道料金を節約できるため、自炊をする機会が多いという方におすすめです。

使用した浄水量はデジタルで表示されるので、無駄なくベストなタイミングで交換できるのも魅力。「カートリッジの交換時期がわからなくなりそう…」と心配な方でも安心して使えますね。

サイズ横幅14.4cm×奥行き9.8cm×高さ9.5cm
カートリッジ交換目安2ヶ月
浄水能力13物質
ろ過流量3.0リットル/分

【クリタック】ロカシャワーMX1 RSMX-3087

クリタックのロカシャワーMX1 RSMX-3087は、シンプルな構造と、取り付けやすさが魅力です。さらに、使用期間の目安は約12ヶ月と長めで、コスパ面でも優れています。

除去できる物質の種類は多くはありませんが、水道水を飲むときに一番気になるカルキ臭や鉄サビをしっかり除去してくれるので、必要最低限の機能で十分という方や「まずは試してみたい」という方にぴったりのモデルですよ。

サイズ横幅7.2cm×奥行き7.2cm×高さ11.2cm
カートリッジ交換目安12ヶ月
浄水能力カルキ(塩素)臭やカビ臭、鉄サビ、ゴミ等を除去

まとめ:一人暮らしの賃貸には「蛇口直結型」の浄水器がおすすめ

今回は、浄水器の種類やそれぞれのメリットを解説しながら、賃貸でも手軽に使える蛇口直結型の浄水器をご紹介しました。

一人暮らしのお部屋では、工事不要で省スペースな「蛇口直結型浄水器」がとくにおすすめです。取り付けも簡単で、はじめて使う方でも気軽に取り入れやすいでしょう。

水は毎日の生活に欠かせないものだからこそ、安心して使える浄水器を選んで、快適な一人暮らしライフを楽しんでください。

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