「北海道での一人暮らし、冬にはどんな物が必要なんだろう」と不安に思っていませんか?
さらに、冬ならではの注意点もありそうで、「知っておかないと困ったことになる!」と想像しているのではないでしょうか。
今回は、北海道で一人暮らしをする冬の注意点や光熱費、おすすめの寒さ対策グッズを紹介します。
生まれも育ちも北海道で、現在は関東に住む筆者が「北海道で8年以上一人暮らしをした経験」をもとにお伝えします。
ぜひこの記事を最後まで読んで、北海道での一人暮らしを準備万端で迎えてくださいね。
北海道で一人暮らしを始める時の注意点
「北海道で一人暮らしを始める!」となると、冬の暮らしの注意点が気になりますよね。
注意点を知らずにいると、思わぬ落とし穴にハマってしまうかもしれません。
冬の北海道での暮らしで注意すべき点を3つご紹介しますので、損や失敗のないようにしてくださいね。
- 冬対策の出費がかさむ
- 水道凍結の恐れがある
- 道がすべる
冬対策の出費がかさむ
冬の北海道の1つ目の注意点は「冬対策の出費がかさむ」です。
冬の北海道では寒さ対策が必須ですから、光熱費はもちろん、雪かき用品や断熱用品などの購入で出費がかさみます。
雪かき用品や断熱用品には、たとえば以下のような物が挙げられます。
- スコップ
- 窓の防熱シート
- 窓の結露防止シート
- 部屋のドアのスキマ埋め
- ホットカーペット
- カーペットの下に敷く断熱シート
- サーキュレーター
- 布団乾燥機
- こたつ
- ダウンジャケットや手袋、マフラーなどの防寒着
物件に備え付けの暖房だけで暖かさが足りない場合は、別途ストーブの購入が必要です。
おすすめは「灯油ストーブ」です。電気やガスのものよりランニングコストを安く収められますよ。
さらに、暖房をつけていると空気が乾燥しますから、加湿器も必要になります。
また、車を持っているなら、冬用タイヤや雪除け用具も購入しましょう。
夏用タイヤでは滑ってしまいますし、車に雪が積もっていると、雪が道路やフロントガラスに落ちて危険ですよ。
以下の記事では、一人暮らしで取り入れたい寒さ対策やおすすめグッズをまとめています。
こちらの記事も筆者がまとめましたので、ぜひ冬対策の参考にしてくださいね。
水道凍結の恐れがある
冬の北海道の2つ目の注意点は「水道凍結の恐れがある」ことです。寒さで水道管内が氷り、水が出なくなります。
1日(24時間)以上家を空けるなら、必ず水抜き(水落とし)を行いましょう。水抜きとは、水道の栓を締め、水道管内を空にして凍結を防ぐ方法です。
ただし、地域や時間によっては2〜3時間家を空けるだけでも水抜きが必要です。筆者は、21時〜0時までの3時間で凍結してしまいました。
水抜きの方法は賃貸で異なります。入居資料や水道近くの壁に書いてありますので、あらかじめ確認しておきましょう。
また、水道が凍結してお湯やドライヤーで温めると、急激な温度変化により、水道管が破裂する恐れがあります。
水道管の修理には安くても2万円程度かかりますから、水道が凍結したら、自然に溶けるのを待つか、水道修理業者に電話しましょう。
道がすべる
冬の北海道の3つ目の注意点は「道がすべる」ことです。冬の道は「雪が降り、踏み固められ、昼間に溶けて水になり、夜間に凍る」を繰り返します。
つまり、フカフカの雪ではなく、スケートリンクを歩く状態になるのです。
冬の道を歩くコツは「すり足」です。できるだけ平らな部分を狙って、すり足で進んでいくと転びにくいですよ。
また、もちろん車道も滑りますから、車に乗るならスピードの出し過ぎは厳禁です。車間距離はゆったり取り、停止はポンピングブレーキを意識しましょう。
ブレーキを一回で強く踏むと、ブレーキが効きにくくなったり、スリップしたりして危険ですよ。
北海道は光熱費が高い?一人暮らしの平均は?
冬が寒い北海道は、光熱費が高いイメージがありますよね。では、実際のところはどうなのでしょうか?
以下の表は「一人暮らし世帯の1ヶ月あたりの平均光熱費(2022年)」を、北海道・東北地方と関東地方、全国で比較したものです。
全体 | 電気代 | ガス代 | その他光熱費 | 水道代 | |
北海道・東北地方 | 16,946円 | 6,900円 | 3,704円 | 3,770円 | 2,572円 |
関東地方 | 12,383円 | 6,731円 | 3,224円 | 449円 | 1,980円 |
全国 | 13,483円 | 6,895円 | 3,351円 | 1,045円 | 2,192円 |
参照:「政府統計の総合窓口(e-Stat)」、調査項目を調べる-家計調査(総務省)「家計収支編 単身世帯」(https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0003000798)
比較すると、北海道・東北地方の「ガス代・その他光熱費・水道代」が高いとわかります。
大きく差があるのは「その他光熱費」です。金額差の理由は「灯油ストーブ」の使用でしょう。
ガス・電気ストーブよりランニングコストが安いので、灯油ストーブを使う人が多くいるのです。
筆者のまわりでも灯油ストーブ派がほとんどでした。ちなみに筆者は、灯油を2週間に1回購入して、1ヶ月で5,000円程度でしたよ。
また、ガス代や水道代は、関東・全国に比べて500円程度のプラスです。理由は、ガスや石油ストーブの使用、あるいは湯船に浸かる回数の増加と考えられます。
関連記事:一人暮らしにこたつはアリ?デメリットは?おすすめ5選や選び方を紹介!
北海道の夏は涼しい?冷房は不要?
北海道といえば「夏は涼しい」とイメージしますよね。実際筆者も、関東に引っ越して「北海道の夏は涼しい」と感じました。
気象庁のホームページから東京都と北海道を比較してみても、北海道のほうが5℃程度、夏の気温が低いことがわかります
6月平均気温 | 7月平均気温 | 8月平均気温 | |
東京都区部 | 21.9℃ | 25.7℃ | 26.9℃ |
北海道(札幌市) | 17.0℃ | 21.1℃ | 22.3℃ |
引用:https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/index.php
しかし、冷房がまったく不要なわけではありませんので、夏場はエアコンや扇風機も活躍します。
確かに関東よりは耐えられる暑さですが、筆者や友人も冷房をつけますし、店舗でもついていますよ。
北海道の寒さを対策できるおすすめ家電5選
北海道での一人暮らしにおすすめの冬対策家電を5つ紹介します。より快適な冬を過ごせるよう、今すぐに準備しておきましょう。
【山善】サーキュレーター YAS-KW132
山善のサーキュレーターの特徴は「小型でパワフル」です。デスクにも置けますし、10畳・14畳に対応していますから、一人暮らしのお部屋にピッタリでしょう。
サーキュレーターを使えば、暖かい空気を下に流せますから、暖かいお部屋にできますよ。
操作はシンプルで使いやすく、静音モードもありますから、「簡単に快適な温度にしたい」という方におすすめです。
サイズ | 【10畳対応】幅17cm×奥行き15.8cm×高さ24.2cm 【14畳対応】幅18.5cm×奥行き21cm×高さ27.5cm |
カラー | ホワイト |
首振り | 固定・左右 |
電源 | 電源コード式 |
【アイリスオーヤマ】ふとん乾燥機 シングルノズル FK-EC1-W
アイリスオーヤマのふとん乾燥機は、軽量・コンパクトで使いやすいシンプルなデザインが特徴です。
4種類の自動乾燥モードがあり、「あたためモード」で布団を暖めておけば、寒がることなくすんなりと眠りにつけます。
布団の冷たさで眠れないこともありますから、ぜひ布団を暖めて、快適な睡眠をとってくださいね。
サイズ | 幅16cm×奥行き12.5cm×高さ36cm |
カラー | ホワイト |
機能 | 自動乾燥モード・靴乾燥・時間設定 |
タイプ | ネット通販限定モデル・デザインタイプ・旧モデル |
【Levoit (レボイト)】加湿器
Levoit (レボイト)の加湿器は、内臓の湿度センサーで室内の湿度を正確に感知し、適切な湿度にしてくれます。
タンクは取り外して洗えますし、動作は非常に静かです。
暖房をつけていると乾燥で風邪を引きやすくなりますから、自動で適切な湿度にしてくれる加湿器を使って、健康も守りましょう。
サイズ | 1.8リットル・3リットル |
カラー | 【1.8リットル】ホワイト 【3リットル】ホワイト・ブルー |
【DeLonghi(デロンギ)】オイルヒーター ヴェルティカルド
DeLonghi(デロンギ)のオイルヒーターの特徴は「24時間タイマー」です。
運転開始時間と停止時間を設定でき、生活リズムに合わせて、毎日同じ時間に開始・停止ができます。
さらに「サーマルカットフィン」の機能や設計は、安全性を高まって安心です。
スタイリッシュなデザインですから、モダンな雰囲気のお部屋にマッチしますよ。
サイズ | 幅26cm×奥行き43cm×高さ65cm |
カラー | シダーグレー |
対応畳数 | 8〜10畳 |
【NITTO CERA】シャワーヘッド SHIN-ON
NITTO CERA(ニットーセラ)のシャワーヘッド SHIN-ON(しんおん)の特徴は、その形にあります。
SHIN-ONの形は「U字型」で、「U」の間に首を入れ、肩から暖かいシャワーに包まれるのです。
寒い日でも、湯船に浸かるのは面倒になりがちですよね。そんな日でもSHIN-ONなら、まるで湯船に浸かっているかのようにシャワーを浴びられます。
取り付けも簡単ですから、「面倒だけど、体の芯からしっかり温まりたい」という方におすすめです。
北海道の寒さを対策できるおすすめグッズ5選
北海道の一人暮らしで、寒さ対策におすすめのグッズを5つご紹介します。
【カーテンくれない】マジで貼るだけサーマルクロス
カーテンくれないの「マジで貼るだけサーマルクロス」は、名前の通り貼るだけの断熱カーテンです。
粘着テープで、設置したい場所に貼り付けるだけなので、誰でも簡単に取り付けられます。
断熱カーテンを使えば、外の寒さを部屋に入れないだけでなく、暖房費も節約できますよ。
サイズ | 【幅】30cm〜250cm 【丈】40cm〜250cm |
カラー | オフホワイト・シルバーホワイト |
素材 | ポリエステル |
タイプ | 遮光クロス |
【USER(ユーザー)】スキマ風ストッパー
USER(ユーザー)のスキマ風ストッパーは、ドアと床の間に挟むだけで、簡単にスキマ風をブロックできます。
素材は発泡ポリエチレンで柔らかいので、ドアのサイズに合わせて簡単にカット可能です。
スキマ風の対策をすれば、暖かい空気を逃がすことなく、節約にも繋げられるのでおすすめですよ。
サイズ | 幅9cm×奥行き3cm×高さ85cm |
カラー | ブラウン |
素材 | 発泡ポリエチレン |
【山善】ホットカーペット
山善のホットカーペットは、暖かくしながら空気もキレイにできる優れものです。
タバコ臭や生活臭、ペット臭を吸着・分解する「トリプルフレッシュ」で、気になるニオイにも対策できます。
スタンダード・省エネタイプの2種類で、省エネタイプには、室温に反応してカーペット温度を変える「室温センサー」が搭載されていますよ。
両方ともに、暖房面の切り替えやオートオフタイマー機能がありますから、省エネしながら暖まってくださいね。
サイズ | 【スタンダード】1畳・1.5畳・2畳・3畳 【省エネタイプ】2畳・3畳 |
カラー | グレーブラック |
素材 | ポリエステル |
機能 | トリプルフレッシュ・6時間オートオフタイマー・ダニ退治機能 |
【CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)】滑らんぞー
日本のアウトドアブランドCAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)の「滑らんぞー」は、日頃履いている靴に取り付けるスパイクです。
「滑らんぞー」があれば、雪道用の靴を買うことなく、いつもの靴のままで滑りにくくなりますよ。
滑って転ぶとは危ないですから、凍った道に慣れない間は「滑らんぞー」をつけて歩きましょう。
サイズ | 【M】23.5〜26.0cm 【L】26.0〜29.0cm 【Free SIZE】 |
カラー | ブラック |
素材 | 本体:エラストマ ピン:鉄(亜鉛めっき) 台座:ポリプロピレン |
タイプ | スタンダード・スリム・ハード・コンパクト |
【ベルメゾン】ふわふわマイクロファイバーのそのまま寝られる着る毛布
ベルメゾン「ふわふわマイクロファイバーのそのまま寝られる着る毛布」は、名前の通り、着たまま寝られるフワフワの毛布です。
毛布やブランケットというと、脚や背中にかけるものというイメージですが、毛布自体を着れば全身を暖められますよ。
裾を留められたり、ポケットがついていたりするので、日常生活の邪魔にもなりません。
お部屋の中どこでも暖かく過ごせるように、毛布を身に纏ってみてくださいね。
サイズ | 【着丈】約155cm・【袖丈】約55cm |
カラー | グレー |
素材 | 本体・背面部詰めもの:ポリエステル |
寒さ対策に効果的な「着る毛布」には、節約効果もあっておすすめです。
以下の記事では、着る毛布の選び方やおすすめを紹介していますので、ぜひあわせてチェックしてくださいね。
まとめ:一人暮らしの北海道は寒さ対策必須!
今回は、冬の北海道の注意点や光熱費の高さ、寒さ対策ができる家電・グッズを紹介しました。まとめると下記の通りです。
冬の北海道は、寒さがゆえに危険があったり、光熱費が高かったりします。
しかし、ちょっとした工夫さえすれば、危険や費用を最小限に抑えて、過ごしやすい環境を作れますよ。
ぜひこの記事を参考にして、これからの北海道での生活を、より快適に楽しんでくださいね。