一人暮らしを始めると、自分の好きな時間に好きなことを楽しめるようになりますよね。楽器の演奏も、その1つではないでしょうか。
しかし、マンションやアパートなどの集合住宅で楽器を演奏するには、周囲の住民への配慮が必要です。なるべく騒音トラブルは避けたいところでしょう。
この記事では、一人暮らしの賃貸物件でも楽器演奏を楽しむ方法と、おすすめのサイレント楽器を5つ紹介しています。
音楽は一人暮らしの生活を豊かにしてくれるものです。毎日の楽しみを充実させるためにも、ぜひ最後まで読んで参考にしてくださいね。
以下の記事では、一人暮らしの寂しさを解消してくれる工夫やアイテムをまとめています。
こちらも筆者の経験をもとに紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
【許可は必須?】賃貸で楽器の演奏は要注意!
実は賃貸で楽器演奏ができるかどうかは、物件によって異なります。
具体的には、物件によって「楽器演奏可」「楽器演奏相談可」「楽器演奏不可」に分かれています。
確認する方法としては賃貸契約書に記載されている、楽器演奏に関する規定です。
賃貸契約書を見てみると、騒音トラブルを避けるために楽器演奏を禁止している場合がありますよ。
楽器演奏可の場合でも、特定の時間帯のみ演奏が許可されている、あるいは防音設備が必要といった条件が設けられていることが多いです。
また楽器演奏相談可の場合でも、事前に管理会社や大家さんに確認が必要です。トラブルを避けるためにも必ず取り決めをしておきましょう。
楽器可・楽器相談可の物件は自由に演奏OK?
「楽器可」と「楽器相談可」の物件は似ているようですが、主に楽器を使用する条件が異なります。それぞれ詳しく見ていきましょう。
楽器可
「楽器可」の物件は、契約時から楽器演奏が許可されており、演奏時間や楽器の種類はあらかじめルールが設けられています。
このような物件は防音設備が整っている場合が多く、音楽家や趣味で楽器を演奏する方には便利でしょう。
ただし、防音設備の質や程度は物件によって異なりますので、安心はできません。
また、デメリットとして、防音設備が整った物件はそもそも数が少なく、一般的な物件よりも家賃が高くなる傾向にあるため、予算とのバランスを考慮しましょう。
楽器相談可
「楽器相談可」の物件は、楽器の使用が自由ではなく、入居前後に大家さんや管理会社に許可を取る必要があります。
そのため、契約時に演奏時間や楽器の種類などの条件を話し合うことが必要です。
一般的に防音対策が取られていない物件が多く、演奏時間についてもあいまいです。
早朝や深夜に演奏しないなど、入居者のマナーに委ねられている点もあるため、近隣住民とのトラブルにならないように注意しましょう。
楽器可・楽器相談可の物件でも、防音対策は必要です。
次の項目から防音対策について解説していますので、近隣住民のトラブルを避けるためにもチェックしておきましょう。
賃貸で楽器を演奏するなら防音対策は必須
一人暮らしの賃貸物件で実施できる防音対策には、手軽なものから少し手間がかかるものまであります。次から、効果的な防音対策を3つ解説します。
- 厚手のカーテンやラグを使用
- 防音パネルや吸音材の設置
- 音楽演奏用のヘッドフォンを使用
これらの防音対策は、一人暮らしの賃貸物件でも比較的簡単にできます。他の住民に迷惑をかけることなく、音楽を楽しめるようになるでしょう。
厚手のカーテンやラグの使用
1つ目に紹介する防音対策は、厚手のカーテンやラグを使用することです。厚手のカーテンやラグは、音の反射を抑え、室内の残響時間を短縮する効果がみられます。
遮音または、防音カーテンと呼ばれる厚手のカーテンを選びましょう。色や柄のバリエーションも豊富なので、インテリアに合わせて選べますよ。
ラグにも防音素材を使用したものが販売されています。厚みのあるラグは、音の振動を吸収する効果が高いため、防音効果に優れているんですよ。
防音効果の高いラグは、2cm以上の厚みがありウールやフェルトの素材が使われているものがおすすめです。裏面にゴム素材を使用しているものなら、床への振動も軽減できるでしょう。
防音パネルや吸音材の設置
2つ目に紹介する防音対策は、防音パネルや吸音材の設置です。
防音パネルや吸音材は、壁や天井に設置すれば音の振動を抑え、音漏れを減らします。ゴムやプラスティックなど様々な素材や厚さのものが販売されているんですよ。
吸音材は、空気の層で音の反射を抑えます。グラスウールやスポンジなどの素材があり、様々な形状のものが販売されています。
吸音材と防音パネルとの併用で、より効果的な防音対策となるでしょう。
音楽演奏用のヘッドフォンを使用
3つ目に紹介する防音対策は、音楽演奏用のヘッドフォンを使用することです。
ヘッドフォンの使用で、音を外に漏らさず自分だけが演奏を楽しむことが出来ます。
室内での音量を大幅に下げられるため、隣の部屋や下の階に音が伝わるリスクを減らせるでしょう。
ただし、ヘッドフォンを使えるのは、サイレント楽器と呼ばれる電子楽器でないといけません。
楽器の本来の音質を保ちつつ、他人に迷惑をかけずに演奏が可能ですので、「時間を気にせず演奏を楽しみたい」という方はサイレント楽器を選ぶことをおすすめしますよ。
賃貸で気軽に演奏できるサイレント楽器5選
ヘッドフォンに接続する「サイレント楽器」は、従来の楽器とは異なり、周囲に音を漏らさずに演奏ができる点が魅力です。おすすめのサイレント楽器は、次の5つです。
筆者もサイレントギターを持っていますが、高音質なサイレント楽器も多く、本物の楽器と変わらない音質で演奏を楽しめますよ。
【RiZKiZ(リズキズ)】電子キーボード
リズキズの電子キーボードは61鍵盤あり、350種類の楽器音色とリズム・61種類のキーボードパーカッションがある点が特徴です。
LCDディスプレイが装備されており、自動伴奏機能も搭載。運指サポートに切り替えもできるため、初心者の方におすすめです。
サイズ | 幅83.0cm×奥行27.5cmx高さ8.5cm |
カラー | ホワイト・ブラック |
付属品 | 譜面スタンド・ACアダプター・マイク・オーディオケーブル |
【YAMAHA】サイレントギター ナチュラル SLG200S NT SRT
ヤマハのサイレントギターは、高品質で静粛性に優れている点が特徴です。
ヤマハ独自のSRTパワードピックアップシステムにより、アコースティックギターに近い自然な音質を再現できるんですよ。
チューニング機能が内蔵されており、チューニングの仕方がわからない方でも簡単です。今からギターに挑戦してみたい、という方におすすめです。
サイズ | 幅97.8cm×幅35.6cm×高さ8.5cm |
付属品 | 専用ソフトケース・ステレオインナーフォン・単3乾電池×2本 |
【Donner】電子ドラム セットDED-80
Donnerの電子ドラムセットは、メッシュ素材のドラムヘッドを使用しており、リアルな打感と静音性が特徴です。
折りたたみ式で小型のため、ワンルームや1Kタイプの部屋に置いてもスペースを取りません。
必要な小物はすべてセットされているため、何から揃えればいいのか分からない初心者におすすめですね。
サイズ | 幅25.9cm×奥行86cm×高さ80cm |
付属品 | ヘッドフォン・ドラムスティック・オーディオケーブル・ドラム椅子 |
【TAHORNG】電子リコーダー Elefue(エレフエ)EF10BL BLUE
電子リコーダー Elefue(エレフエ)は、初心者向けに設計されており、サックスやクラリネットなど10種の楽器音色が搭載されている点が特徴です。
ソプラノリコーダーと同じ運指で演奏できるため、初心者の方にもピッタリ。
Bluetoothに対応しているため、ワイヤレスで演奏できるのも魅力ですね。
サイズ | 32.2cm×3.3cm×2.6cm |
付属品 | マウスピース・マイクロUSB-Bケーブル・布製バッグ |
【Ennbom】エレキヴァイオリン エボニー
Ennbomのエレキヴァイオリンはエボニー材(コクタン)を使用しており、手触りが良く耐久性が高い点が特徴です。
演奏に必要な道具が一式揃っているため、バイオリン初心者の入門セットと言えますね。
サイズ | 幅21cm×高さ60cm |
カラー | ワインレッド・ブラック |
付属品 | 八角弓・ケース・大ロジン・駒・ヘッドフォン・9V電池・AUXケーブル |
まとめ:サイレント楽器なら賃貸でも演奏ができる
今回は賃貸での楽器演奏のルールやおすすめのサイレント楽器を5つ紹介しました。紹介した楽器は下記の通りです。
賃貸で楽器演奏を可能にするためには、まずはその物件が楽器演奏可能かどうかや、演奏ルールを確認することが大切です。
必ずルールや防音対策を行い、隣人に迷惑をかけることなく楽器を楽しみましょう。