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「なぜかお金がない」は終わり!一人暮らしこそ家計簿をつけよう!

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「一人暮らしを始めてからずっとお金がない……」「正直、なんでこんなにお金がないのかわからない……」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

一人暮らしは、実家暮らしと違って家賃や食費も自分でやりくりしないといけないため、お金の管理で悩まされる機会が増えがちですよね。

そこで強い味方になるのが家計簿です。この記事では、家計簿をつける方法や、オススメのノートタイプ家計簿、三日坊主にならず家計簿を継続するコツなどを紹介します。

家計簿をつければ、自分が何にお金を使っているのかが把握でき、なぜかお金がない状態から脱却できるので、ぜひ最後までご覧くださいね。

一人暮らしで家計簿をつける3つのメリット

一人暮らしで家計簿をつける主なメリットは、以下の3つです。それぞれを詳しく紹介していきます。

家計簿をつけるメリット
  • 何にお金を使っているのか把握できる
  • 無駄な支出を減らせる
  • 貯金ができる

何にお金を使っているのか把握できる

一人暮らしで家計簿をつけるメリットの1つ目は、何にお金を使っているのかを把握できることです。

筆者は個人事業主向けの記帳代行事業をしていて、何人ものお金の流れを管理しています。

その中で、「本当はもっとお金が残ってるはずなのに、いつの間にかお金がない……」という事態に陥る人は、何にお金を使っているのかを把握できていないことがほとんどです。

日々の「これくらいなら」が積み重なり、高額な買い物をしていなくてもお金が無くなっている可能性があるので、何にお金を使っているのかを把握できるのは大きなメリットですね。

無駄な支出を減らせる

一人暮らしで家計簿をつけるメリットの2つ目は、無駄な支出を減らせることです。

家計簿をつけると、何にお金を使っているのかを把握できるようになるので、後から振り返って「これは無駄遣いだ」と反省することができます。

その結果、日々の買い物の際に余計なものを買うことが無くなっていき、無駄な支出を減らせるようになりますよ。

貯金ができる

一人暮らしで家計簿をつけるメリットの3つ目は、貯金ができることです。

何にお金を使っているのかを把握し、無駄な支出を減らすと、今までよりも手元に残るお金が増えます

そうすれば、今まではできなかった貯金も、計画的に行えるようになるでしょう。

ステップ別!一人暮らしで家計簿をつける方法

一人暮らしで家計簿をつける際は、以下の4ステップに沿って行いましょう。この先では、各ステップそれぞれを詳しく紹介していきます。

家計簿をつける方法
  1. 家計簿をつけるツールを決める
  2. 家計簿の項目を決める
  3. 記入する
  4. 振り返る

①家計簿をつけるツールを決める

一人暮らしで家計簿をつける1ステップ目は、家計簿をつけるツールを決めることです。

大きく分けると、家計簿をつけるツールにはノートとアプリの2つがあります。さらに、ノートにもアプリにもたくさんの種類があり、使用方法やできることが異なります。

どのツールにもメリットとデメリットがあるので、あなたが使いやすいと感じるものを選びましょう

②家計簿の項目を決める

一人暮らしで家計簿をつける2ステップ目は、家計簿の項目を決めることです。

以下に、一般的によく使用される項目を記載するので、あなたが家計簿をつける際の参考にしてください。

住宅費家賃・管理費・共益費など
水道光熱費水道代・電気代・ガス代
通信料インターネット接続料・携帯電話代・固定電話代など
保険料生命保険・医療保険・個人年金など
車両費車のローン・駐車場代・車検台・自動車税など
税金国民健康保険料・所得税・住民税など
交通費通勤や通学のための定期代など
食費食料品代・外食費など
日用品費日用品代・消耗品代など
医療費医薬品代・通院費など
被服費洋服代・クリーニング代など
美容費化粧品代・美容院代など
交際費飲み会代・プレゼント代・ご祝儀など
娯楽費遊び・趣味など
特別費家電代・家具代など
雑費その他の少額な出費

なお、家計簿は誰かに提出するものではないので、この通りの項目名で使用する必要はありません。

自分がわかりやすければ問題ないので、例えば「娯楽費 = 遊び系」「被服費 = 服系」などのように、アレンジして使うことをオススメします。

③記入する

一人暮らしで家計簿をつける3ステップ目は、いよいよ実際に記入することです。

この時、レシートや領収書を手元に残していないと、記入できなかったり記入し漏れてしまったりするので、注意しましょう。

④振り返る

一人暮らしで家計簿をつける4ステップ目は、記入した家計簿を振り返ることです。

家計簿は、何にお金を使っているのかを把握し、無駄な支出を減らすためにつける場合が多いでしょう。

そのため、せっかく家計簿をつけても振り返らなければあまり意味がないので、必ず振り返るようにしましょう。

家計簿を振り返る間隔や日付(例:毎月1日と15日)を決め、ルーティーンにしておけば、振り返ることが習慣になるのでオススメです。

家計簿はノート・アプリのどっちがおすすめ?

家計簿をつけるツールには、大きく分けるとノートとアプリの2つがあり、それぞれにメリットとデメリットがあります。

どちらかが優れていて、どちらかが劣っているというわけではないので、あなたが使いやすいものを選ぶのがオススメです。

以下では、どちらが自分に合っているか判断したい人に向けて、それぞれのメリットとデメリットを紹介します。

ノートで家計簿をつけるメリット・デメリット

ノートで家計簿をつける主なメリットは、レイアウトが自由であることと、レシートや領収書を貼り付けられることです。

アプリでは、決められたレイアウトの中でしか家計簿をつけられないので、自分好みにカスタマイズできるのがノートの強みです。

しかしノートの家計簿には、アプリに比べて記入に時間がかかる、記入ミスがあった際に修正が大変であるなどのデメリットもあるので、注意しましょう。

アプリで家計簿をつけるメリット・デメリット

アプリで家計簿をつける主なメリットは、クレジットカードを連携すれば自動で記入してくれることと、カメラを使ってレシートを読み取れることです。

自動で記入してくれれば記入漏れがなくなりますし、レシートを読み取れば記入の時間を大幅に短縮できるので、とても大きなメリットです。

しかし家計簿アプリは、システムに不具合が生じて一時的に使えなくなったり、アプリのサービスが終了してしまったりする可能性があります。

実際、LINE家計簿は2021年11月にサービス終了し、ドコモのスマー簿も2024年1月31日に終了予定であるため、サービス終了が現実的な話である点には注意しましょう。

メリットデメリット
ノート・自由にカスタマイズできる
・レシートや領収書を貼りつけられる
・計算や記入の手間がかかる
・記入漏れのリスク
アプリ・自動で記入される(漏れが無くなる)
・計算や記入の手間が省ける
・カスタマイズ性が低い
・サービス終了で使えなくなるリスク

おすすめのノートタイプ家計簿5選

ここまでで、一人暮らしで家計簿をつけるメリットや、つける方法などをお伝えしてきました。

しかし、ノートタイプ家計簿をネットで探すと沢山出てくるので、あなたに合った商品を選ぶのが大変ですよね。

そこで、一人暮らしにおすすめのノートタイプ家計簿を厳選して5つご紹介します。

【ミドリ】かんたん家計簿

ミドリのかんたん家計簿は、その名の通りいつからでも始めやすいのが特徴の家計簿です。

見開き1ページが1か月分で、1冊で21か月分記入できます。支出項目は、最初から記入されている食費以外に4つまで自由に設定できるので、あなたの好みに合わせて使用可能です。

また、かんたん家計簿にはジッパーポケットが付いていて、いつでも記入できるようにペンを入れておいたり、レシートを保存しておいたりできます。

シンプルで記入しやすく初心者に優しい仕様なのに、何年も愛用する人がいるほど優れた家計簿なので、迷ったらまずはかんたん家計簿から始めてみましょう。

サイズA5・B5
記入可能期間21か月分
支出項目数5項目(食費のみ固定)
機能ジッパーポケット付き

【日本ホールマーク】ポジティブ家計簿

日本ホールマークのポジティブ家計簿は、「小さながんばりを見える化できる」を強調している家計簿です。

見開き1ページが1か月分で、1冊で12か月分記入できます。支出項目は、最初から記入されている食費以外に6つも自由に設定できるので、大幅なカスタマイズが可能です。

「最初から支出項目が決まっていると使いづらそう」と感じる人は、カスタマイズ性が高いポジティブ家計簿を使ってみましょう。

サイズA5
記入可能期間12か月分
支出項目数7項目(食費のみ固定)
機能グラフ記入欄・月のまとめ・支出分類表

【HIGHTIDE】ハウスキーピングブック

HIGHTIDE(ハイタイド)のハウスキーピングブックは、PUレザーのカバーが付いたオシャレな家計簿です。

見開き1ページが1か月分で、1冊で1年分記入できます。支出項目は9つあり、自由記入欄が2つ、食費や日用雑貨、衣服などの7項目は最初から記入されています。

また、HIGHTIDEのハウスキーピングブックには月間集計表や年間収支一覧表、月ごとのクリアポケットが付いていて、とても機能性が高いですね。

機能が豊富な家計簿を使って、少しだけ本格的に家計簿を使い始めたい人には、特にオススメの商品です。

記入可能期間12か月
支出項目数9項目(自由記入は2項目)
機能月間集計表・年間収支一覧表・月ごとのクリアポケット

【コクヨ】ツインリングとじ家計簿

コクヨのツインリングとじ家計簿は、飽きのこないシンプルなデザインが特徴的な家計簿です。

見開き1ページが7日分で、1冊で32週間分記入できます。支出項目は13個あり、自由記入欄が2つ、食費や衣服、交際費などの11項目は最初から記入されています。

よく使う支出項目は最初から記入されていて、買ったらすぐに使い始められる家計簿なので、決められた項目に沿って記入するほうが楽だと感じる人にオススメですよ。

サイズA5・B5
記入可能期間32週間
支出項目数13項目(自由記入は2項目)
機能クリアポケット付き

【ダイゴ―】なまけものさんの家計簿

ダイゴ―が販売しているなまけものさんの家計簿は、「レシートを溜めて、月1回の計算でOK!」とメーカーが発信している家計簿です。

レシートを溜めておく用の封筒が3つ付属しており、食費用・日用品用・その他と分かれています。

毎日家計簿をつけなくても、月に1回の記入で済ませられるように設計されているので、三日坊主の人はこの家計簿から始めてみましょう。

サイズA5・B6
記入可能期間1年
支出項目数3項目(食費・日用品・その他)
機能レシートを溜める用の封筒付き

三日坊主必見!家計簿を継続するコツ

家計簿をつける上で多くの人がもっとも苦労するのは、継続してつけることでしょう。

そこで、三日坊主にならず家計簿を継続するコツを3つ紹介していきます。

家計簿を継続するコツ
  • 細かいことは気にしない
  • 項目は少数にする
  • 自分が使いやすいツールを使う

細かいことは気にしない

家計簿を継続するコツ1つ目は、記入するときに細かいことは気にしないことです。

家計簿を継続できない人は、「せっかく家計簿をつけるんだから完璧につけよう!」と思い、こだわり過ぎてしまう傾向があります。

しかし、家計簿は誰かに提出する書類ではありませんし、つける目的は何にお金を使っているのかを把握して、無駄な支出を減らすことのはずです。

やり方よりも目的に注目することを意識し、細かいことは気にせず家計簿をつけるようにしましょう。

項目は少数にする

家計簿を継続するコツ2つ目は、家計簿に記入する項目は少数にすることです。

例えば、遊びと服の出費は「趣味」と記入したり、水道代やガス代、電気代は「水道光熱費」と記入したりと、まとめても問題ない項目はまとめるのがオススメです。

記入する項目が増えると、記入にかかる時間と労力も増えるので、最低限の項目に絞って記入しましょう。

自分が使いやすいツールを使う

家計簿を継続するコツ3つ目は、自分が使いやすいツールを使うことです。

どんなに多くの人がオススメしているツールでも、個々人によって合う合わないが必ずあります。

使いづらいツールで家計簿をつけていると、作業が面倒になり習慣化しづらいので、あなたが使いやすいと感じるツールを使うようにしましょう。

家計簿で見直す節約のポイント

家計簿をつけ、何にお金を使っているのかが把握できたら、支出の見直しをして節約していきましょう。

支出の見直しをする際にチェックすべきポイントは以下の3つです。それぞれを詳しく紹介していきます。

支出の見直しのポイント
  • 必要な支出かどうか
  • 水道光熱費が大幅に増えていないか
  • 月によって変動する項目の平均額

必要な支出かどうか

支出の見直しをする際にチェックすべきポイントの1つ目は、本当に必要な支出かどうかです。

よくあるのが、もう使っていないのに解約し忘れているサブスクリプションです。家計簿をつけていると、そういった必要ない支出を見つけられます。

「今までなんとなくお金払ってたけど、これ必要ないかも」と感じる支出があったら、家計簿をつけ始めたことを機に削減していきましょう。

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水道光熱費が平均に比べて高すぎないか

支出の見直しをする際にチェックすべきポイントの2つ目は、水道光熱費が平均に比べて高すぎないかどうかです。

ライフスタイルや季節によって変動する支出ではありますが、平均に比べて大幅に高い場合、電気をつけっぱなしにしていたり、水漏れしていたりする可能性があります。

以下に、総務省が公開している家計調査のデータのうち、水道光熱費についての部分をまとめたので、あなたの水道光熱費額と比較してみましょう。

男性(単身世帯)女性(単身世帯)
光熱・水道10,416円12,227円
電気代5,132円5,788円
ガス代2,665円3,295円
他の光熱555円735円
上下水道2,064円2,409円
20,823円24,454円
(参照:家計調査 / 家計収支編 単身世帯 詳細結果表)
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月によって変動する項目の平均額

支出の見直しをする際にチェックすべきポイントの3つ目は、月によって変動する項目の平均額です。

食費や日用品費、娯楽費などは、月によって大幅に変動する項目です。それらの月ごとの平均額を計算して、把握しておくようにしましょう。

そうすると、平均額を参考にして「今月は遊びすぎたな……」「外食に行き過ぎた……」と振り返ることができます。

また、毎月の食費や娯楽費などの予算を決める際にも参考にでき、無理がある予算設定をしなくなるので、ぜひ平均額はチェックしておきましょう。

まとめ:家計簿をつけてなぜかお金がない状態から脱却しよう!

今回は、家計簿をつける方法や、オススメのノートタイプ家計簿、三日坊主にならず家計簿を継続するコツなどを紹介しました。紹介したものをまとめると下記の通りです。

家計簿をつけると、何にお金を使っているのかが把握でき、無駄な支出を減らすことができます。

また、家計簿は誰かに提出する書類ではありません。細かいことは気せず、あなたがわかりやすいようにつけることを意識すると、三日坊主にならずに継続できるでしょう。

家計簿は、ツールを決める、項目を決める、記入する、振り返るのたった4ステップで始められるので、あなたに合ったツールを選んでなぜかお金がない状態から脱却しましょう!